長さの国家標準が「光周波数コム装置」を用いた新方式に

一応これでも大学の研究内容はレーザを用いた距離測定だったりするので、この話題には食いつかないわけにはいかない。

fuku0185 曰く、

1 メートルの長さを厳密に決める産業技術総合研究所 (茨城県つくば市) の「特定標準器」が 16 日、26 年ぶりに切り替わった (YOMIURI ONLINE の記事) 。

従来の装置に比べ 300 倍の精密さで 1 メートルを決めることができるため、今後、国家標準として様々な測定装置の校正に用いられるという。新しい標準器は、同研究所が開発した「光周波数コム装置」。極めて正確な波長作り、「光が 2 億 9979 万 2458 分の 1 秒間に真空中を進む距離」と定義される 1 メートルの長さを切り出すことができる。

しかし「光周波数コム」って何者なの?

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「ねじ図鑑」、日本機械学会教育賞を受賞

東工大附属で2年間担任を受けもらっていた門田先生が、ねじ図鑑など入門者向けの機械工学の書籍などを執筆した功績をたたえられて、日本機械学会の教育賞を受賞したそうです。

ねじ図鑑の門田氏、日本機械学会教育賞を受賞 機械工学入門書の執筆活動が評価される

「絵とき『ねじ』基礎のきそ」(日刊工業新聞社)や「ねじ図鑑」(誠文堂新光社)などの著者である門田和雄氏(東京工業大学附属科学技術高等学校)は、機械工学の入門者向け書籍の執筆活動において「2008年度日本機械学会教育賞」(主催・日本機械学会)を受賞。4月7日の日本機械学会86期通常総会において表彰の栄に浴した。なお、同氏は、今年6月に「ねじが世界を支えている(仮)」の出版を予定している。

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読売テレビ主催の「鳥人間コンテスト」2009年は休止、でも2010年は開催

琵琶湖を人力飛行機で縦断するイベント「鳥人間コンテスト」、今年は開催中止に

夏の風物詩というほどではありませんが、毎年夏になると開催されている「鳥人間コンテスト選手権大会」が今年は中止となることが明らかになりました。

理由は番組制作費などの見直しによるものだそうで、不況の影響はこんなところにも押し寄せているようです。

いやあGIGAZINEさん、自分的には充分夏の風物詩ですよ、と言っても去年の放送をちゃんと見てませんけど。どちらかと言うと、鳥人間コンテストに参加しているマイスター(の人力飛行機部門)が「東工大の」風物詩かもしれませんが。

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12/2、NVIDIAのCEOが東工大講堂で講演

12月2日から4日までの間、東京工業大学のグローバルCOE「計算世界観拠点(Computationism as a Foundation for the Sciences, CompView)」のシンポジウムが開催され、2日の17時からは70周年記念講堂で講演が行われるそうです。

米NVIDIAのCEOであるジェン・スン・フアン氏が、12月2日に東京工業大学大岡山キャンパスで「エンジニアの未来を語ろう」と題した講演を行なう。入場は無料だが、事前の申し込みが必要。

同大学のグローバルCOEプログラムであるCompViewシンポジウム2008の一環として行なわれるもの。フアン氏は、日本のエンジニアに必要とされている能力や、問われている課題について現状や動向を語る。

現在、同大学が運用しているスーパーコンピュータ「TSUBAME」には、NVIDIAのTeslaが採用されており、これについても紹介がされる予定。

で、NVIDIAってどんな企業だっけ、ということでググってウィキペってみました。

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JIMTOF(日本国際工作機械見本市) 2008に行ってきました

JIMTOF(ジムトフ)とは、タイトル通り日本国際工作機械見本市のことで、隔年で行われる工作機械のフェスティバルです。

様々な企業の機械を見て回れる絶好のチャンス、もしかしたら研究に関わるものもあるかも、ということで、初日の30日に展示を見てきました。

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日本がISOのTMB常任国へ

常任国と聞いたら国連安保理かと思ってしまいました。

日本、ISO常任国へ?技術評議会が拡充

国際標準化機構(ISO)の多くの事項について決定権を持つ技術管理評議会(TMB)で、日本が2010年に常任国となることが決まった。TMBが2010年に従来の12カ国から14カ国へと拡充することに伴う動きで、ISOの運営への影響力を強められる。国際標準化の戦略目標の実現にも弾みがつきそうだ。

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日本人4人が受賞したノーベル賞について解説、しないよ!

ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんが米国籍であることから、自民党法務部会で国籍法改正の検討を進め、二重国籍を認める動きがあるとのこと・・・え、なんで?

法務省は法改正に慎重だが、PTでは「正直者と有名人がバカを見る制度だ」(河野氏)、「二重国籍を積極的に認めた方が日本人が世界に雄飛しやすい」(猪口邦子衆院議員)など改正論が根強い。PTは二重国籍の実態や問題点を洗い出していく方針だが、国籍は「誰が日本人か」という国家の根本問題だけに論争を呼びそうだ。

記事だけ読んでもよく解らないけど、要するに「ノーベル賞を取得したのを『正真正銘の日本人だよ』と自慢したいだけ」だけなんでしょうか。そうだとしたら、国籍問題プロジェクトチームはかなりの見当違いと言わざるを得ません。

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「叩いて直す」、今も健在?

以前、『「叩いて直す」、今は昔』という記事で「家電を叩いて直るのは時代遅れだよ」的な話をしましたが、アイシェアの調査によれば、約6割の人が不調の家電品を叩いたことがあるそうです。

テレビや冷蔵庫などの家電の調子が悪い時、「叩いたことがある」人は全体の59.7%。30代で54.5%とやや低かったものの、性別・年代に大きな差は見られなかった。

「調子の悪い家電を叩いたことがある」人に1年以内に叩いた経験の有無を聞いたところ、「ある」と答えたのは34.7%。年代別に見ると、20代が31.8%、30代が35.0%、40代では40.2%で、年代が上がるほど高い傾向だった。

叩いたことがある家電製品を複数回答形式で選んでもらったところ、「ブラウン管テレビ」が71.1%と突出。以下「リモコン」が32.9%、ラジオが19.1%、ビデオデッキが16.6%と AV 関連機器が続き、「パソコン」と答えた人も16.2%いた。

しかし、いわゆる白物家電を叩いた人は少なく、「洗濯機」は5.4%、「冷蔵庫」は4.3%、炊飯器はわずか1.4%だった。

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「叩いて直す」、今は昔

昨日に引き続き、今日も母校つながりの話題を。こちらは2週間前の記事ですが・・・

昭和のお父さんの得意技!? 家電は叩けば直る、はもはや通用しないのか?

「まず叩いて直るほとんどの場合、故障原因は接触不良でしょう。本来、はんだ付けされた金属部が振動で外れて電気が流れなくなるのです。それを叩いて大きな振動を与えることで、外れた部分同士が再度接触し、電気を通すので一時的に直ります。また昔みかけたチャンネルがダイヤル式のテレビの場合、ダイヤル部の裏にある銅のバネと回路を接触させてチャンネルを変える仕組みなのですが、それがずれて接触できず、映し出せないことがあります。これも叩くことでずれていた金具がちょうどいいところに接触することがあります」

「最近作られる電気製品のほとんどはIC(集積回路)を通して電流のオン・オフを管理します。基盤にICを取り付けて電子の力で制御するのです。テレビのリモコンもそうで、ボタンを押すことで、ICに電流を流させます。ですから、叩いて接触不良を直すことはできません。それに、昔と違ってはんだ付けの技術が機械化されて向上してるので、振動で外れてしまうこともないでしょう」

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ストラディバリウスの秘密、CTスキャンで解明?

ストラディバリによって作られた弦楽器「ストラディバリウス」(って表現でOK?)の音の良さを解明するために、オランダの研究チームがコンピュータ断層撮影(CTスキャン)し、近代のヴァイオリンとの違いを突き止めたそうです。

3次元撮影のX線写真により、ストラディバリのバイオリンで使われている木材は、中の密度が驚くほど均一になっていて、木が成長して季節ごとに刻まれる年輪による木目の幅の違いがほとんどないことがわかった。

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