温泉は硫黄の匂いではなく硫化水素の匂い、って絶対にツッコミしないとやっぱり駄目ですか?

温泉地に特有のあの卵の腐ったような臭いの元は、硫化水素であることが知られています。

これを「硫黄の臭い」と言ってしまうと、厳密には間違いである、ということになるのですが、わりと使われる表現です。先日も御嶽山噴火に関する報道において、メディアが使用したところ「硫黄は無臭です」と東大教授がツッコミを入れたことがちょっと話題になっています。

科学的には確かに「硫化水素」です。それは正しい。でも、メディアが「硫黄の臭い」と使いたい気持ちも分かるのですよね。だってほら、「りゅうかすいそ」って言うより、「いおう」って短いし、「硫黄の臭い」と言えば皆さん伝わるでしょう?

「そうは言っても…」とまだまだ一言言いたい皆さん、では他の例で考えてみましょう。

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「噺家が闇夜にコソコソ」はテレビと落語の明日を担えるか

http://www.fujitv.co.jp/hanashika-kosokoso/
噺家が闇夜にコソコソ – フジテレビ via kwout

普段はテレビの記事なんて書かないのだけれど、内容と番組の作り方が面白かったので、その気持を忘れない内にここで公開しておきます。

噺家が闇夜にコソコソ」は、フジテレビ制作でフジテレビ系列で放送されているバラエティ番組。2013年12月30日に放送された特別番組が、今年4月からレギュラー化されたそうです。

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山口百恵はNHK紅白歌合戦で「真紅なクルマ」と歌った、というのはガセ

何はともあれ、1978(昭和53)年、第29回NHK紅白歌合戦の赤組トリの曲、山口百恵の「プレイバックpart2」の映像をご覧ください。

1978年の山口百恵のヒット曲「プレイバックpart2」に、「真紅(まっか)なポルシェ」という歌詞が出てくるのですが、NHKにおいて歌われるときには、会社の宣伝になるとして「真紅なクルマ」と言い換えられた、という話をよく聞きます。

しかし、NHK紅白歌合戦では、上記の映像の通り「真紅なポルシェ」と、読み替えせずに歌っています。

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「広告を誤クリックしたなら戻ればいいじゃない」こそ万引き行為だバカヤロー

この記事が、はてなブックマークのホットエントリーに載っていて、読んでついカッとなってこの記事を書いています。

「広告非表示が万引きか」という本筋ではなくて、書かれた別の文章に目が止まって、「これはおかしいんじゃないか」と思ったのです。

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ソースも載せないならニュースまとめなんて名乗らないで欲しい

上記まとめサイトのニュースが、はてなブックマークにてそこそこ話題になっていたのだが、タイトルを見た時点で私は思ったのだ、「あれ、これって以前にも似たような事件がなかったか?」と。

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魔法少女まどか☆マギカ、イベント毎に「ワルプルギスの夜」を引き寄せていると話題に

それぞれについて、もう少し詳しく調べてみました。

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東工大のウェブサイト、4年半ぶりにリニューアル

東工大公式Webサイト10月1日リニューアルオープン

2013.09.30

明日、2013年10月1日、東京工業大学公式Webサイト (www.titech.ac.jp)がリニューアルオープンします。

広く社会のみなさまに、東工大のさまざまな活動を、より素早く、よりわかりやすくお伝えできるサイトを展開していきます。

どうぞご期待ください。

公式サイトの予告通り、今日10月1日に東工大のウェブサイトがリニューアルされました。

その前にリニューアルされたのが2009年4月ですので、4年6ヶ月ぶりに大々的にリニューアルとなりました。

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それでも「ガッチャマン クラウズ」は「ガッチャマン」である

実写映画「ガッチャマン」が色んな所で不評を買っているのを尻目に、33年ぶりのTVアニメシリーズとなる「ガッチャマン クラウズ」が、このところジワジワと話題になっている。一部ではこのアニメを評することを「クラウズ論壇」と言ったりするとかしないとか。

日テレオンデマンドにて一週間無料で公開されていたので、この機会に見なおした方も居るのではないでしょうか。斯くいう自分も昨日までに、最新話まで視聴して、このアニメの面白さに衝撃を受けました。

どのぐらい衝撃だったかというと、今期視聴を継続してる「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」「〈物語〉シリーズセカンドシーズン」「ローゼンメイデン」「ダンガンロンパ The Animation」「劇場版 空の境界」「サーバントxサービス」「たまゆら-もあぐれっしぶ-」「銀の匙」「進撃の巨人」の感想がすっ飛んでしまうぐらい。あ、進撃の巨人は目が離せない状態が続いてますが。しかしそのぐらいの面白さ、自分的には「魔法少女まどか☆マギカ」以来の衝撃です。

このアニメの魅力については、上記サイトの内容に任せるとして。このアニメでよく言われるのが、「ガッチャマンとついているが、今までのガッチャマンじゃない」という指摘。確かに同じガッチャマンを期待して見始めると、そのテーマやデザインの違いに驚かされるかもしれません。

ただ、私は敢えて言いたいです。コンセプトの違いはあれども、これは2013年のガッチャマンなのだと。

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ハウステンボスが導入しようとしている「磁力発電」、これは永久機関なのか?

職場で回覧している購読誌の中で、気になる記事を見つけました。日経BP社が発行する建築総合情報誌「日経アーキテクチュア」の2013年6月10日号、「進化に挑むハウステンボス – 「HIS澤田流」スマートハウスにみる未来都市への布石」という4ページの特集です。

スマートハウス――省エネだけでなく、発電・蓄電設備を家屋自体が所有することで、家の消費するエネルギーを少なくする、という試みは他でも多く行われています。それを観光地に隣接する場所に建て、ロー・コスト・ホテルとして売り出す、という取り組みはおそらく初めてのことなので、その着目点は素晴らしい、と思います。

問題はこのスマートハウスに、「磁力発電」という、何やら聞いたことのないエネルギー装置が設置されていること、そして「実用化に初挑戦」と題打って結構本格的に取り組もうとしている点です。

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アニメを見ない人こそ、「あの花」を視てほしい

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半年ほどの記事で、最近の自分はアニメをそこそこ視聴していることを話題に出しました。

自分が2011年より前まで、アニメを視て来なかった理由は、カメラ目線(つまり主人公目線)で満面の笑顔が、しばらくの時間画面を占拠するのが、気恥ずかしくて堪らなくなり、視ていられなくなるからです。それと「そんなに上手くストーリー展開するわけないだろ…」というようなご都合主義も、なんとなく受け入れられないのです。同じような理由で、(実写の)トレンディードラマもあまり視ていませんでした。

可愛い人や動物やモノは嫌いではないんですが、それがずっと続くと、胸焼けのように嫌悪感が生まれてしまうのです。甘いモノが好きだからと言って、角砂糖をバリボリ食べるのは嫌だ、という感じ、といえば伝わるでしょうか。

そんな甘ったるい展開が苦手な私が好きになった作品が、「あの花の名前を僕達はまだ知らない。」、通称「あの花」です。

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