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「叩いて直す」、今は昔

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昨日に引き続き、今日も母校つながりの話題を。こちらは2週間前の記事ですが・・・

昭和のお父さんの得意技!? 家電は叩けば直る、はもはや通用しないのか?

「まず叩いて直るほとんどの場合、故障原因は接触不良でしょう。本来、はんだ付けされた金属部が振動で外れて電気が流れなくなるのです。それを叩いて大きな振動を与えることで、外れた部分同士が再度接触し、電気を通すので一時的に直ります。また昔みかけたチャンネルがダイヤル式のテレビの場合、ダイヤル部の裏にある銅のバネと回路を接触させてチャンネルを変える仕組みなのですが、それがずれて接触できず、映し出せないことがあります。これも叩くことでずれていた金具がちょうどいいところに接触することがあります」

「最近作られる電気製品のほとんどはIC(集積回路)を通して電流のオン・オフを管理します。基盤にICを取り付けて電子の力で制御するのです。テレビのリモコンもそうで、ボタンを押すことで、ICに電流を流させます。ですから、叩いて接触不良を直すことはできません。それに、昔と違ってはんだ付けの技術が機械化されて向上してるので、振動で外れてしまうこともないでしょう」

このコメントを書いているのが、東京工業大学附属科学技術高等学校(ちゃんと正式名称だ!)の大熊康弘先生でした。エレクトロニクス・エネルギー・通信(電気電子)分野(旧・電気科)の教員です。

壊れかけた電気製品は叩けば直る、というこの修理法は、アルマゲドンでもレヴ・アンドロボフ宇宙飛行士が「ロシアじゃこうやって直すんだよ!」として窮地を救っていますが、確かに壊れかかっているものを一か八か回路が繋がるように叩くのだから、もっと壊れる場合もあるわけで。まあコンピュータを叩いて直ったのは映画だから、ってことですかね。

かくいう自分にも身に覚えが。3年くらい使い続けていたUSBメモリをPCに接続しても認識してくれなくなり、おかしいなーと試しにメモリを振ってみたら中からカラコロと音が・・・。「内部の回路が接触不良でも起こしたのか」と考え、中のメモリチップがUSBコネクタに接触するようにブンブンと振り回したところ、見事に認識するようになりました。もちろんそんな方法も何度も使えない(というか面倒くさい)ので、後日に新しいメモリを買い直しましたけど。

まあ気休め程度にやってみるのも良いかもね、ってことで。こう肯定的に思えるのは自分が機械屋だからかなあ、電気屋だったら「とっとと修理しろor買い直せ」ってなるのかな。

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