「叩いて直す」、今も健在?

以前、『「叩いて直す」、今は昔』という記事で「家電を叩いて直るのは時代遅れだよ」的な話をしましたが、アイシェアの調査によれば、約6割の人が不調の家電品を叩いたことがあるそうです。

テレビや冷蔵庫などの家電の調子が悪い時、「叩いたことがある」人は全体の59.7%。30代で54.5%とやや低かったものの、性別・年代に大きな差は見られなかった。

「調子の悪い家電を叩いたことがある」人に1年以内に叩いた経験の有無を聞いたところ、「ある」と答えたのは34.7%。年代別に見ると、20代が31.8%、30代が35.0%、40代では40.2%で、年代が上がるほど高い傾向だった。

叩いたことがある家電製品を複数回答形式で選んでもらったところ、「ブラウン管テレビ」が71.1%と突出。以下「リモコン」が32.9%、ラジオが19.1%、ビデオデッキが16.6%と AV 関連機器が続き、「パソコン」と答えた人も16.2%いた。

しかし、いわゆる白物家電を叩いた人は少なく、「洗濯機」は5.4%、「冷蔵庫」は4.3%、炊飯器はわずか1.4%だった。

携帯電話のユーザからアンケートを採って調査しているらしいので、全国民がすべてそうとは言い切れませんが、電子機器も普及した時代を生きている20代の若者でも10人に6人はまず叩いてみるんですね。

白物を叩かないのは、叩くほど壊れないというタフさの証明か、叩く前にもう壊れきってるのか、というか叩いてもびくともしないから最初から諦めているのか、のどれでしょうかね。ブラウン管テレビを叩く人が圧倒的に多いのは、国民的マンガ「ドラえもん」に出てくる野比のび太の母親、野比たま子の影響が大きいような気がします。

 叩いた結果、家電は直ったのだろうか。叩いた経験のある59.7%の回答者(277人)に尋ねると、「完璧に直った」が9.4%、「一時的に直った」が67.1%。残念ながら「壊れた」という人も0.7%いるが、4人に3人は直っているようだ。この結果にアイシェアでは、「『叩けば直る』という行為は、あながち無駄とは言えないのかもしれない」とコメントしている。

なんと約75%の確率で『叩けば直る』そうです。モノは試しにやってみると良いみたいですね。

このアンケートには、どんな家電を『叩いたら直った』かが載ってないのが残念です。ブラウン管のテレビやビデオデッキなどは直りやすそうなイメージですが、PCや液晶・プラズマテレビなんて叩いたらかえって壊れてしまいそうだし。

・・・でも、22世紀の最新鋭ネコ形ロボットは、壊れても叩いたら元に戻ってくれそうだなあ:-)。

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