東工大新聞部は終わった
が不甲斐ないと非難したから、かどうかはわかりませんが、2009年4月1日発行の工業大学新聞は、大きく紙面を割いてTokyo Tech Frontについての最新情報を載せています。
TTFはA館とB館の二つに分かれ、東急ストア側のB館は三階建てであり、北商店街側のA館は四階建てである。メインエントランスはA館とB館の間にあり、蔵前工業会副理事長の滝久雄氏が寄贈する東京藝術大学の宮田亮平学長が手がけたオブジェが設置される予定だ。
A館とB館の二階と三階部分は連絡通路で繋がれるが、全体的に開放的な印象を受ける。B館一階のカフェスペースには数社から応募があったが、最終的に「EXCELSIOR CAFFE」が出店する。営業時間は平日が七時半から二二時、土日祝日は八時から二一時であり、年中営業する予定である。(中略)A館二階のレストランスペースには、本店を上野恩賜公園内に構える百三十年以上の長い歴史をもつフランス料理専門の「上野精養軒」が出店する。レストランの名前は「ロイアルブルー精養軒」となる予定である。
工業大学新聞 2009年4月1日発行 (第925号)
1月にお伝えしたときには、カフェとレストランをそれぞれ「ドトール」「洋食亭」などと書いてしまいましたが、誤りだったようです。すいませんでした。まあDOUTORとEXCELSIOR CAFFEはどっちもおなじ株式会社ドトールコーヒーだから似たようなものだけど。大岡山北口商店街に既に店舗があるのはドトールだから、差別化できてよいかも。
上野精養軒はよく知らなかったのですが、1872年に開業した西洋館ホテルがルーツの、フランス料理の高級レストランのようです。公式サイトの写真を見ると、学生は(雰囲気的に)お断り、って感じですね。
なお、建物の名称は「東工大蔵前会館」が正式名称で、英語名が「Tokyo Tech Front」のようです。TTFの部屋の一覧とともに、蔵前ジャーナル2009年春号(No. 1012)に掲載されていました。
東急目黒線大岡山駅前にかねて建設中だった蔵前工業会新拠点の建物の名称が、「東工大蔵前会館」,英語名“Tokyo Tech Front”に決まりました。
この建物は,東京工業大学と蔵前工業会の共同事業で,双方8億円ずつの出資により建設されているもので,5月26日の東工大創立記念日に開所式が行われる予定です。
名称 用途 定員 備考 1階 くらまえホール 多目的ホール 400名 ロイアルブルーホール 多目的ホール 170名 EXCELSIOR CAFFE コーヒーショップ インフォメーション 事務室 2階 会議室(大) 会議室 20名 会議室(小) 会議室 12名 ロイアルブルー精養軒 レストラン 84席 貸し切りなし 3階 手島精一記念会議室 会議室 40名 間仕切り可 130年事業事務室 事務室 男女共同参画推進センター 事務室 就職資料室 事務室 キャリアアドバイザールーム 事務室 4階 蔵前工業会事務室 事務室 蔵前工業会談話室 談話室 蔵前工業会会議室 会議室 蔵前ジャーナル 2009年春号 (No. 1012) 6ページ
TTFには蔵前工業会の事務所が引っ越してくるのだけれど、現在の蔵前工業会の定款中に有る事務所の項を、現行は「事務所を港区に置く」とあるのを変更して「事務所を目黒区に置く」とする必要があるらしい。そのため、5月16日に蔵前工業会の第116回会員通常総会で、定款を一部変更する議案を通す必要があるらしく、蔵前ジャーナルと一緒に総会の委任状が届けられていたっけ。
事務所の住所の一部が定款に入っているから必要なんだろうな。以前、事務所がの蔵前工業会館から田町キャンパス(CIC東京)へ引っ越した時はどちらも港区だったから必要なかったのかな。というより、元々の定款を「事務所を東京都に置く」にしておけばこんな面倒な手続きいらないと思うんだけど、そうはいかないのかなあ。
ちなみに以前の蔵前工業会館は、現在は「新橋マリンビル」という名前らしい。
これまた蛇足ですが、頭に東工大がつかない「蔵前会館」は、蔵前二丁目交差点の角に位置するビルのことで、都営浅草線蔵前駅のA3出口に直結していますが、東工大とは関連がありません。
また、TTFの内部の写真を、ちゃっぷ さんがブログ内で公開していました。東工大蔵前会館から本館まで続く予定のアプローチも(東工大の敷地内だけ)既に作っているようです。
TTFの昨日の外観を以下に挙げておきます。TTFの北側は東工大の敷地の一部を歩道として開放しており、桜並木とともに住民に自然をもたらしてくれそうです。
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