Tokyo Tech Front の外見が明らかに

大岡山駅上、正面改札口の目の前の東京工業大学の敷地に、大学と蔵前工業会とが共同で出資して建設される地域国際交流プラザ、通称「Tokyo Tech Front」(もしかしたらこちらが正式名称になったかも)が建設されることが、相澤学長(当時)の年頭所感やマスタープランで示唆されていましたが、今回その建物の完成予想図が独自調査により、いえ、Google検索により発見できました。


[Tokyo Tech Front 完成予想図]

この図によれば、建物は外観はガラス張りで、大岡山駅前の歩道から段差無しでそのまま内部に入れるような開放的な作りとなり、百年記念館に替わる(?)東工大の玄関口となる、かもしれません。

建物の左側にちらっと見えるのは現在も存在している東急ストアです。大岡山駅上の東急病院も併せて、大岡山は本当に東工大と東急の施設で埋め尽くされそうです。まあ良いんですけど。でも折角なら現在は平屋の東急ストアを2〜4階建てにして何らかの商業施設を入れてほしいけど・・・って話が逸れた。

一つ気になるのが、Tokyo Tech Front建物の右側にあるスロープらしき歩道。これは大学内に入る道なのかな? もしかしたらマスタープランに載ってた学内の緑のネットワークの一環かな。

完成予想図が載っていたのは、統合研究院の広報誌「そりゅーしょん通信」の記事(pdf)。Tokyo Tech Front に新しいエネルギーシステムを導入するという内容です。

CO2削減探る新しいエネルギーシステム – 来年度完成の交流施設に設置、3年計画で実証

東京工業大学統合研究院は東京・目黒区大岡山駅前に建設される地域・国際交流施設「Tokyo Tech Front」に新しいエネルギーシステムを設置し、省エネと再生可能エネルギー導入による二酸化炭素(CO2)の大幅削減のあり方を探る試みに取り組む。文部科学省科学技術振興調整費「戦略的研究拠点育成プログラム」の支援を受けて進めているソリューション研究「先進的エネルギー・マネジメント(AEM)」プロジェクトの一環で、このほど研究資金として国土交通省の補助金
を得ることが決まり、東京ガス、新日本石油と共同で3 年計画で実施することになった。今年度中に基本設計を進め、来年度の施設完成に合わせてシステムを設置、実証データの取得に着手する。

Tokyo Tech Frontは東工大が社団法人蔵前工業会と共同で大岡山キャンパスに建設する地上4階、延べ床面積約4000平方メートルの施設。教職員や学生、同窓生、地域や一般社会、国際学術の交流の場として使われる。電力容量は900kWを想定しているが、今回設置するシステムはその一部を担う5〜10kW程度になる予定。

実は蔵前工業会のウェブサイトにもその絵が出てたのですが、FLASHで今昔の東工大の写真と交互に出るだけで、サイト上でTokyo Tech Frontについて深く言及されていませんでした。

東工大のサイト内を調べると、覚え書きを交わしたというクロニクルの記事の次に出てくる総務課の役員会議事要録の中に「平面図,立面図,断面図」という記述があるのですが、その図自体は残念ながら見つかりませんでした。今回は運良くPDF内に見つかったけど、どっかのページで公開しても良いと思うんだけどなあ。

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