アニメを見ない人こそ、「あの花」を視てほしい

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半年ほどの記事で、最近の自分はアニメをそこそこ視聴していることを話題に出しました。

自分が2011年より前まで、アニメを視て来なかった理由は、カメラ目線(つまり主人公目線)で満面の笑顔が、しばらくの時間画面を占拠するのが、気恥ずかしくて堪らなくなり、視ていられなくなるからです。それと「そんなに上手くストーリー展開するわけないだろ…」というようなご都合主義も、なんとなく受け入れられないのです。同じような理由で、(実写の)トレンディードラマもあまり視ていませんでした。

可愛い人や動物やモノは嫌いではないんですが、それがずっと続くと、胸焼けのように嫌悪感が生まれてしまうのです。甘いモノが好きだからと言って、角砂糖をバリボリ食べるのは嫌だ、という感じ、といえば伝わるでしょうか。

そんな甘ったるい展開が苦手な私が好きになった作品が、「あの花の名前を僕達はまだ知らない。」、通称「あの花」です。

幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら6人の幼馴染たちは、かつては互いをあだ名で呼び合い、「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、それぞれ芽衣子に対する後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の現在では疎遠な関係となっていた。

高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。芽衣子の姿は仁太以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚であると思おうとする仁太であったが、その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを探っていくことになる。それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。

主要メンバー6人(だけじゃないんだけど)がそれぞれ心に抱えたものがあり、葛藤しつつ和解しつつ、かつての友情を取り戻す青春ストーリー。その甘酸っぱさがこの作品の魅力であり、人気が出た理由だと思うのです。

外見は高校生なのに中身は子供のまんまな“めんま”(=本間芽衣子)や、外見はやさぐれちゃったけど中身は純情乙女な“あなる”(=安城鳴子)が可愛い!のは勿論なのですが、男性陣だって可愛いのです、特に“ゆきあつ”(=松雪集)とか。…なんで可愛いか、ってのは第4話を視ればわかると思うよ!

ストーリーだけじゃなくて、音楽も好きです、この作品。エンディングテーマの「secret base 〜君がくれたもの〜」は、女性4人の音楽グループ“ZONE”が2001年に発表しヒットとなり、紅白歌合戦でも歌われた曲のカヴァーです。アニメの本放送が開始されたのがそれから10年後、原曲を歌ったZONEもこのアニメのヒットを受けて再結成された、というのも面白いですね。まあその2年後に解散してしまったわけですが…。

他にも、自然豊かな秩父の風景とかいろいろ魅力が有るわけですが、一度視ただけの自分では存分にその良さを伝えられません。まあだから、今日の深夜25:40からフジテレビで視ればいいんじゃないかな!

ちなみに私はHDDに録画…しないで視られるかなあ。裏番組でTBSのローゼンメイデンが25:58からで被っているのですよ。

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