オーケストラ夢十夜の第6回公演に出演しました。
1回目から4回目は各作曲家のレクイエム、去年の第5回はカンタータ(オルフ「カルミナ・ブラーナ」)でした。第6回はメンデルスゾーンが作曲したオラトリオ、聖パウロです。
オーケストラ夢十夜 第6回演奏会
- 曲目
- メンデルスゾーン オラトリオ「パウロ」
- 指揮
- 末永 隆一
- 独唱
- 大隅 智佳子(ソプラノ)
- 新宮 由理(メゾソプラノ)
- 新海 康仁(テノール)
- 小林 昭裕(バリトン)
- 金沢 平(バス・バリトン)
- 合唱
- 夢十夜合唱団
(合唱指揮 小林 昭裕)- 日時
- 2013年9月15日(日) 12時50分開場 13時30分開演予定
- 場所
- 横浜みなとみらいホール 大ホール
- 座席
- 全席自由席(1,000円)
パウロ1曲プログラムですが、演奏するだけで120分を超えるという超のつく大曲です。序曲と第1部の演奏を終えた時点で、開演から80分を過ぎていました。終演したのは16時をちょっと回ったころ。観客の皆さんに、まずはお疲れ様と言いたい気分でした。
勿論出演している人たちも大変。弦楽器などはパートの譜面が50ページ超だそうで、さらうのに大変だったそうです。管楽器はそれほどではないにしろ、どのパートも見せ場がそれなりにあり、頑張っていました。
さて、私が担当していたコントラファゴットですが。なんと他のパートの打って変わって出番が殆どありません。45の曲があるのですが、自分の出番があるのは第1部14曲目と第2部終曲の2曲だけ。ほんとにそれだけ。正味演奏時間は10分もありません。
聖パウロ、コントラファゴットはtacetだらけ pic.twitter.com/Pq4jFNPe2V
— B4たかし (@b4takashi) July 15, 2013
コントラファゴットはチューバ(今回の演奏ではユーフォニアムで演奏していました)と譜面を共有しています(ちなみにチューバは45曲中5曲に出番がある)。そして曲の盛り上がる箇所ではパイプオルガンがホール全体を音響で包み込みます。うん、コントラファゴット、本当に必要だったのかな?最後までその答えは出ませんでした。
私としては本番に手抜きをしたわけではないんですが、それでも周りの演奏者と比べるとこの曲に対する情熱の傾け方が少なかったとは思います。ゲネプロで演奏を聞いて、この曲がどこをとっても美しいメロディで構成されていて、そしてパウロが最初はキリスト教を迫害する側に、改宗し、逆にユダヤ教から迫害される側に周る、というストーリーとそれを表情づけるソリスト達の音楽。こんなにもいい曲(長いけど)なのに、この曲の良さをもっと知ることができたのではないか、と残念な気持ちがあります。
次の第7回はおそらくファゴットで出演するので、今回よりは練習せねばならないだろうし、音楽にきっちり向き合う時間を作ることになるでしょう。どの曲になるかは未定ですが(ドヴォルザークのレクイエムか、ショスタコーヴィチの森の歌が候補らしい)、次回に繋げていきたいです。
- オーケストラ夢十夜
- b4log 夢十夜の記事
それにしても、本番後のレセで自分のブログ(つまりこれ、b4logの事!)を知っている2人から挨拶されたのには驚いたなあ。更新が途絶え気味だったこのブログだけど、やはり続けているといいことはあるらしい。