大岡山本館周辺工事のお知らせ
新図書館建築のための動線変更に伴い、下記の通り工事が行われます。
それに伴う交通規制等ございますので、ご注意ください。
また、期間中は騒音・振動などご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほどお願い致します。
東工大附属図書館のウェブサイトに、新図書館建築工事のお知らせが掲示されており、施設運営部のページからもリンクが張られていました。
・・・って、
期間:2009年5月28日?2010年9月30日(予定)
2009年7月17日
工事は5月下旬から始まっているのに掲示が7月中旬になってからって、告知が遅すぎるだろうが!
とまあ、こんな風に東工大はどうも学内に向けた広報活動がいまいちです。そのため、現在でも現図書館前の工事現場は何なのか、そして何故図書館を新営する必要があるのかを知らない学生も少なくない、気がします。そこで、自分が勝手にFAQを作ってみました。
- 本館前・図書館前は何の工事をしているの?
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附属図書館の新営工事。現在の図書館は新図書館が竣工した後に取り壊される予定。
- なんで今の図書館を壊すの?補強すれば良いじゃん
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現在の図書館は、耐震指標指標(Is値)が0.32しかない。震度5以上の地震を受けたときに中破以上の被害を生じさせないためには、Is値が0.6以上である必要がある。つまり現図書館は大地震が来たらぶっ壊れる、ヤヴァイ。
- なんでIs値が0.6を満たしてない建物なの?
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耐震基準が代わったため。詳しくは以下のページで。
現在の図書館は1973(昭和48)年に竣工したがそのときは3階建て、1981(昭和56)年に4階部分を増築している(図書館の沿革)。Is値の低さは増築したということも関わっているかもしれない。
- 工事期間はいつまで?
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上記のページにもある通り、2010年の9月30日が竣工予定日。ただし予定なので変更になる可能性もある。TTFも本来は3月末に竣工予定だったものが5月26日にずれ込んだ。
ただし、10月からは新学期が始まり、また10月下旬には工大祭が控えており、人の出入りが激しくなる。おそらく頑張って9月までに建物を完成させ、大学の夏休みの期間中に蔵書の移転を完了させる算段なのでは無いだろうか。
- 新図書館はどんな建物?
完成予想図 posted by (C)B4たかし-
鉄筋コンクリート造りの、地上3階・地下2階建て、延べ約8,500m2。特筆すべきは、蔵書がある図書館スペースは以前の本館前・図書館前ロータリーの直下、地下1階と地下2階に位置すること。地上部分の建物は、ガラスに覆われたショートケーキ型の3階建てのガラスハウス3階建て(学習スペース)と、本館前桜並木から緩やかなスロープの芝生を上がりブリッジを渡ってTTFまでつながる1階建て(事務室スペース)に分かれています(b4logの記事)。
蔵書スペースを気温変化が少なく照度が低い地下にすることで書籍へのダメージを下げ、断熱効果により空調に使うエネルギーを抑えられます。ガラスハウスは天井に太陽光発電パネルを敷き、熱性能の高い複層ガラス(Low-E板ガラス)を用います。スロープは屋上緑化することで、どのスペースもエコロジーに配慮した建物になっています。
- そんなこと言って結局エネルギー喰うんじゃないの?
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新図書館は大部分が地下に埋まる格好のため、現図書館より消費エネルギーが少なくなると試算されています。
- 本の数はどうなるの?
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現在の図書館が約7,500m2なので面積自体は増えるが、空調設備や安全確保のためにスペースを取られるので、実際に利用可能な面積は若干少なくなる。ただ、移動書架などを導入して、図書収容可能冊数・閲覧席数を現在より10%増やすことを目標としている。
こんなところか。ソースはb4log・・・じゃなくて、施設運営部のウェブサイトと、図書館の新図書館計画についてのページから。ただ、多くの文書は学内からしか閲覧出来ない。なんでもっと告知しないのかねえ。そりゃ著作権などが関わっているのかもしれないけど、ここ10年にない(多分)大きな改築計画なんだから、学内はもとより学外へも発信すれば良いのに。
工事現場の壁に、新附属図書館の完成予想図が張り出されていたので、工事現場の現状とともに撮影してきました。
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