東工大附属図書館が改築計画を発表したという記事に、「図書館職員」さんからパブリックコメント募集というコメントをいただきました。タレコみありがとうございます>図書館職員
アクセスできるのは学内からのみですが、新図書館についてのより詳しい計画も載っています。パブコメは10月31日まで募集していますので、東工大図書館の現状に満足していない大岡山生の方は、意見を伝えては如何でしょうか。もしかしたら反映してくれるかもしれません。
新図書館計画によると、地上3階建ての建物は全面ガラス張りで、計画中ではズバリ「ガラス・ハウス」と称されており、1階はエントランスや事務室・会議室、2・3階は自習ゾーンとして学習やグループ活動のための机が備えられています。ちなみにこのフロアは飲食OKにするようです。透明感溢れるデザインは本館と正門を繋ぐ景観を損なわないだけでなく、誰でも自由に入れるというセキュリティ・レベルを明確に分離する意味もあるようです。
書架が地下1・2階にあるのは、気温変化が少なく照度が低いことが望ましい図書の保管条件にマッチしているからだそうです。てっきり土地をケチって掘り返しているものかと。
屋上を緑化するのも、ガラスハウスの屋上の太陽光発電・地下化による断熱効果とあわせて環境配慮型の建築としています。またこの屋上は本館側の地上からつながる南面のスロープとなり、西1号館前の西面スロープと合わせて東工大の新しい名所となることを期待
されているようです。
なお、この計画で一番気になっているのが、設計コンセプト1の次の文面:
新図書館は、2005年からスタディしている大岡山キャンパス計画における重要な緑の軸線上に乗るように計画されました。 本館正面から本館前プロムナードを通り北へ真っ直ぐに伸びる軸線と、正門から百年記念館と東急線に対して平行に伸びる軸線の交差するところに配置しています。
ここは、大岡山キャンパスのいわば中心で、大岡山キャンパスの大多数の学生・教職員が毎日通過する場所であり、キャンパス内の交通の結節点といえます。 歩道・車道の分離も、可能な限り徹底します。この敷地は、現第一食堂付近に将来計画されるであろう(仮)学生会館棟と現図書館跡地に将来計画されるであろう (仮)デジタル・アーカイブ棟への連絡も容易であり、キャンパス全体を有機的につなげていこうという将来キャンパス計画への布石ともなります。
今まで明確に言及されてこなかった学生会館についての存在がここで明らかになりました。地図によると、現在のなごみの広場(通称:水銀広場;合格発表掲示板のある場所)あたりに建設されることを予定しているようです。
創立130周年を控えて、東工大の玄関がよりいっそう整備されていくようですね。