今週末に迫ってきた、東京ハートフェルトフィルハーモニック管弦楽団(THPO)の第12回公演をご紹介いたします。私は今回で4回連続、そして交響曲で久々に1stを担当します。
東京ハートフェルトフィルハーモニック管弦楽団 第12回コンサート《オーケストラ入門!》
- 日時
- 2014年10月13日(月・祝) 13:30開場 14:00開演
- 会場
- 練馬区立練馬文化センター 大ホール
- 指揮
- 山下伸介
- ピアノ独奏
- 杉山直子
- 曲目
- ベンジャミン・ブリテン / 青少年のための管弦楽入門 作品34
- セルゲイ・ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第二番 ハ短調 作品18
- ヨハネス・ブラームス / 交響曲第一番 ハ短調 作品68
- 入場料
- 500円
毎回コンセプトに基づいた演奏会を企画するTHPO、これまで「夢と幻のオーケストラナイト(幻想交響曲、真夏の夜の夢、禿山の一夜)」、「Bon Boyage!(フィンガルの洞窟、海、シェヘラザード)」、「HOPE(悲劇的序曲、クープランの墓、ショスタコーヴィチ交響曲第5番)」といった演奏会を行ってきました。
第12回となる今回は、クラシックになじみのない方やご家族みなさんで楽しんで頂ける
という運営指針に立ち返り、オーケストラの各楽器を語りと演奏を交えて紹介するブリテンの「管弦楽入門」を筆頭に、ソチ五輪で浅田真央選手がフリースタイルのBGMとして選んだラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」、のだめカンタービレでも大きく取り扱われたブラームス「交響曲第1番」と、超の付くほどメジャーな曲目を取り揃えました。
これまでの演奏会でも語り部による進行を行ってきたTHPOですから、「管弦楽入門」ももちろん司会と一緒に演奏します。詳しい原稿は確認していませんが、おそらく以下の洗足学園の動画のように日本語で各楽器を紹介するはずです。
ちなみに「入門」と付いているのは聞き手側にとってであり、演奏する側としては、ソロも難しく最後のフーガも大変で、むしろ難易度が高い部類の曲です。
他の2曲、ラフマニノフは8年前の東工大オケの定期および5年半前の東工大入学式、ブラームスは去年のたんぽぽで演奏した曲です。曲の構成はすでに把握していたのですが、パートがそれぞれの時とは異なります。
特にブラームス、たんぽぽの時はコントラファゴットで出演しました。その時に1stファゴットを担当していた方が今回のTHPOでも共演することになり、ならばということで、今回は彼にコントラファゴットを任せ、私が1stファゴットを担当することにいたしました。私が交響曲の1stを演奏するのは久々な気が…。今年4月の武蔵野でモーツァルトの35番は1stだったけれど、メイン曲ではないしそんなに長くない曲だったし。去年7月のWSで演奏した第九も1stだったけれど、2年も練習していたことからなんかピンと来ないというか…。
兎にも角にも、オーケストラに真正面から取り組んでいる今回のTHPO、音楽に詳しい人も、クラシックなんて全くわからない人にも、おすすめのプログラムとなっております。「入場料500円」となっていますが、私から無料でチケットをお渡し出来ます。10月13日にお暇な方がおりましたら、是非とも練馬文化センターにお越しください!