東京工業大学 入学式 2009

今日は平成21年度の東工大の学部・大学院の入学式があり、管弦楽団として参加してきました。

学部生は10:10までに集合なのだけど、管弦楽団が集まる9:00には数十人の新入生とその親御さんが体育館前に集まっていました。さすが早い。

管弦楽団は、来賓の入場・退場曲の「燕よ舞い上がれ」と、東京工業大学歌を演奏するのですが、学歌は「高い音を歌いづらい」という理由から、元のイ短調→イ長調(a-moll → A-dur)から、2度下のト短調→ト長調(g-moll → G-dur)に転調した楽譜を管弦楽団で制作し、去年から使用しています。が、新入生に配られる式辞に印刷されている学歌はイ短調→イ長調(a-moll → A-dur)のまま。まあ楽譜と演奏を聞き比べて気付く人はおそらくほとんどいないだろうとは思いますが。調性の違いに気付くような絶対音感の持ち主は、ぜひ管弦楽団に入って下さい:-)。

10時過ぎ頃から、毎年恒例である男声合唱団シュバルベンコールによる学歌指導。ここでもイ短調→イ長調(a-moll → A-dur)のまま。しかもイ短調からイ長調に転調しきれず、長調なのにすごく淋しげ。いくらなんでもちょっと下手じゃないかと。しかも斉唱したのはたったの一回、っておまえこれ「学歌指導」になっているのかと。

学歌を1回だけ歌った後は、シュバルベンによる新入生のアピールタイム。いや、アピールタイム自体を否定するつもりは無いけど(まあその後のクラス・オリエンテーションでやれよ、と思いますが)、出て来た奴ら、みんなつまんなかったぞ、と。見ているこっちがなんか冷や汗かいたよ。なんで風俗に行けとかいう奴出るんだよ。相撲サークル勝手に作っていいよ、別に四股踏まなくて良かったよ。

まあそんなこんながありましたが、式自体は粛々と進められました。式が終わった後はこれまた恒例のピアノ協奏曲の演奏会、スタンウェイでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番から第1楽章を演奏しました。

午前の学部の入学式・午後の大学院の入学式それぞれの後でピアコンを演奏しましたが、やっぱり後者の演奏が調子が良かったなあ。やはりリハ無しで協奏曲を演奏するのは辛いや。それにしてもラフ2は良い曲だなあ、以前演奏した曲を、(大体が)以前演奏したメンバーで再演できるのって嬉しいね。

以上、「そろそろシュバルベンじゃなくてクライネスに学歌指導を頼んだらどうかな」とか「自分の研究室の教授がいつのまに情報理工学研究科長になってる?!」などと思った、入学式でした。

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