いやぁ協奏曲って本当にいいものですね

今日の全奏は、チェロ協奏曲のソリストである堀内詩織さんを迎えての全奏でした。

本番まで未だ2ヶ月以上ある時期での合わせだから・・・という理由があるとはいえ、ちょっとオケ側が下手っぴでした。自分もピッチが安定しなかったり。ダブルリード陣は全体的にリードが悪かったのかな。

ただ、曲がりなりにも生涯で3曲目の協奏曲、後悔しないような演奏にするために、これから一層(頑張ります|頑張らせます)。というのも、おそらくドボコンは自分が今まで演奏した2曲よりも難易度が高いように思えるため。テンポが独奏者によって大きく変動するのは勿論ですが、何より楽器の特性上、他の協奏曲に比べておけとソリストが合わせにくいらしいです、チェロ協奏曲って(チェロは座奏かつ舞台を背にして弾くため、管弦楽の奏者と独奏者は目が合わない。ヴァイオリンは立奏、ピアノはオケに左半身を向けているから視線は合わせられる)。

今日は初合わせということで、オケに向かって練習しましたが、それでも息を合わせるのは難しい。リズムを合わせようとして前のめりになりながら演奏して、何度も腰が椅子から浮いてしまったほど。ただし気張りすぎるとリラックスできず力んだ演奏になってしまう罠、注意せねば。

  • ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番
  • メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲
  • ドヴォルザーク / チェロ協奏曲

以上に挙げたのが、自分が東工大オケで演奏した(ドボコンは演奏予定の)協奏曲、なんかどれも有名どころばっかりですね。しかも全て1st.という恵まれっぷり。罰当たりなくらいコンチェルトを吹いてます。そこまで強く希望していたわけではないんですが、気付いたらこんな羽目に。

でも協奏曲ってやはり素晴らしいですね。プロの演奏家とアマチュアな自分達が対等に演奏する機会はそう廻ってきません。相手は流石にプロだから上手くて仕方が無い、自分たちの下手さがよく分かってしまい落胆してしまう。でも、いやだからこそ、「ソリストの技術に少しでも追いつかなければ」と発奮させてくれる、この感覚がたまらないんです。今日の練習もそんな気分にさせてくれました。

ま、なんだかんだ言いましたが、頑張れ自分、頑張れ他の出演者。頑張らさせていただきます>堀内さん。

ちなみに「三大協奏曲」と言うと、ラフマニノフでなくチャイコフスキーのピアノ協奏曲を含めるらしい(cf.1,2)。

東京工業大学管弦楽団 第139回定期演奏会

曲目
ウェーバー 『魔弾の射手』J.277 序曲
ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調 Op.104 B.191
チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
指揮
末永隆一
チェロ独奏
堀内詩織
日時
2008年12月6日(土) 開場17:00 開演18:30(変更になる場合があります)
17:30より川村文雄によるピアノプレコンサートを開催する予定です。
場所
大田区民ホール アプリコ 大ホール (JR・東急蒲田駅より徒歩約3分)
サイト
公式サイト

あ、そうそう、今回の演奏会では、第135回定期のラフ2で共演した川村文雄さんがプレコンサートをするそうな。タダでさえ充実のプログラムなのに、そのうえこんな豪華なおまけなんてつくなんて。これは来るしか無いですよね!

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