で、改革クラブはどうなるの?

8月末に民主党離党組と無所属だった2人で結成しようとしたら姫が逃げ出して政党の要件を満たせず「その他政治団体」として発足し、その後無所属の西村眞悟氏が参加して晴れて「政党」となった 改革クラブ。しかしその後の動きは聞こえてきません。

活動を知ろうと思っても、公式サイトも無いようだし・・・と思ったら、公式ブログはYahoo!ブログに設立されていたようです。てかもっとちゃんとしたサイトつくってよ。

そんな顛末で、現在の改革クラブの所属議員は以下の5人:

  • 渡辺秀央(参)(自民→新進→自由→民主(民社協会)→)
  • 大江康弘(参)(自由→民主(民社協会)→)
  • 荒井広幸(参)(自民(清和会→志帥会)→新党日本→無所属(自由民主党・無所属の会)→)
  • 松下新平(参)(無所属(民主党・新緑風会→無所属)→)
  • 西村眞悟(衆)(連合の会→民社→新進→自由→民主→無所属→)

各人の所属政党もあわせて書いてみましたが、見事にバラバラです。「政党の意見に縛られず、我が道を行く!」というスタンスなんですね、と好意的に受け取っておきます。

その改革クラブの党としての理念・方針は、松下氏のサイト内にある「活動報告」のほうが見易いです。

活動報告
  • 参議院から国会を変えます。
  • 良識の府としての議論を深めます。
  • 各党会派の議論をかみ合わせ、国民のための架け橋となります。
  • 答えを出せるよう努めます。
  • 党議拘束をはずします。

なんか曖昧とした方針だなあ・・・。

そいえば、Wikipediaの記述によれば、拉致被害者の救出という政策目標があるようです。尖閣諸島に視察に行ったりと、民主党時代もかなりの保守寄りであった西村氏ならでは。

政策の一つとして「北朝鮮に拉致された被害者の『救出』」を掲げており、これは西村の永年の主張が色濃く反映されているものといえる。

で、そのほかの具体的な政策は提示していない改革クラブですが、キャスティングボード狙い、なんですっけ?

花岡信昭:「麻生カラー」で臨む民主党との攻防

「改革クラブ」は、民主党との合併構想がご破算になった国民新党や平沼赳夫氏らとの連携次第で、キャスチングボートを握る存在になるかもしれない。あるいは、西村氏の入党で、衆院総選挙に無所属出馬を予定している候補群の出馬母体となる可能性も見えてくる。政党となれば、比例代表との重複立候補による復活当選が可能になるからだ。

自民党総裁選で最も注目すべきは、都道府県連で行われた党員・党友(117万人)投票の投票率だ。ほとんどが50%前後で、華々しく展開された総裁選の割には、末端の党員・党友は「冷めていた」と言っていい。そこに深刻な「自民離れ」が透けて見える。「改革クラブ」は今後の展開次第で、「自民離れの保守票」の受け皿になり得るのである。

なお、上の話で出てきた平沼氏は「平沼グループ」を結成するそうな。

[次期衆院選]郵政造反組ら14人で「平沼グループ」

平沼赳夫元経済産業相(無所属)は4日、岡山県津山市で講演し、次期衆院選について、前回選(05年)で郵政民営化に反対し落選した元職5人や元国会議員秘書、県議ら計14人で“平沼グループ”を結成、全員が選挙に立候補することを明らかにした。衆院解散後に公約などを発表し、選挙後の新党結成などを視野に入れ行動するという。

改革クラブも平沼グループも、国民新党のように「自民党には期待できない、けど民主党に全て任せるわけにはいかない」という有権者達の受け皿になるかもしれないけど・・・。

あーもう!細々した政党・政治団体が多すぎるよ!いっそ合併してくれないかなあ。駄目?じゃあせめて統一会派で「○○連盟」的な名前を出したりしてくれないと、インパクト弱いよ。自民or民主から飛び出した人達とはいえ、もうちょっと結集しないと、ただ票を食い合ってしまうだけだよ。

べ、別に(国民新党|改革クラブ|平沼グループ)にキャスティングボードを握ってもらって、自民・民主がもっと洗練した政策を出し合う展開を、望んでいるわけじゃないんだからね!

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