平成22年度の学部・大学院の入学式に、去年同様、管弦楽団として参加してきました。
10時過ぎ頃から、毎年恒例である男声合唱団シュバルベンコールによる学歌指導。ここでもイ短調→イ長調(a-moll → A-dur)のまま。しかもイ短調からイ長調に転調しきれず、長調なのにすごく淋しげ。いくらなんでもちょっと下手じゃないかと。しかも斉唱したのはたったの一回、っておまえこれ「学歌指導」になっているのかと。
学歌を1回だけ歌った後は、シュバルベンによる新入生のアピールタイム。いや、アピールタイム自体を否定するつもりは無いけど(まあその後のクラス・オリエンテーションでやれよ、と思いますが)、出て来た奴ら、みんなつまんなかったぞ、と。見ているこっちがなんか冷や汗かいたよ。なんで風俗に行けとかいう奴出るんだよ。相撲サークル勝手に作っていいよ、別に四股踏まなくて良かったよ。
去年の入学式(学部)のシュバルベンコールの行儀の悪さは、大学のお偉いさんからの評判もすこぶる悪かったそうです。また部の運営方針の違いから1・2年生の大半が途中で退部してしまい、団員数が激減してしまったそうです。教授陣などからも、かなり真剣に廃部(大学としての公認サークルの取り消し?)が検討されたそうで、去年の12月頃は本当に来年以降の存続が危ぶまれて
いました。1959年から続く、東工大でもっとも歴史のある合唱団ということで廃部は免れましたが、シュバルベンコールがこの先生きのこることができるか、今年の活動と新歓にかかっているわけです。
そんなわけで、今年のシュバルベンによる合唱指導は去年とは様変わりしていました。例年であれば、式が始まる前に、シュバルベンコールによる新入生への合唱指導(さらっと歌うだけ、伴奏無し)がありましたが、今年はまず指揮者・末永隆一と管弦楽団による、シュバルベンコールへの合唱指導がありました。その後、新入生に向けての合唱指導ということで、管弦楽団の伴奏付きでシュバルベンコールが合唱指導を行いました。合唱指導の進行は末永氏に一任され、曲の前半では短調・後半で長調になるという細かい曲の解説もありました。途中から末永さんがマイクを持って歌っていて、はたして合唱団が舞台上で歌う意義があるか若干疑問に思えましたが・・・。
そんなわけでしっかりと合唱指導を行った後(アピールタイムも勿論無し!)、つつがなく入学式が進行しました。そいえば例年より新入生の歌の音量が大きかった気もする、学歌に関してもかなり由来などを説明していたし、ちゃんと指導できたということかな?
ピアノ協奏曲の演奏会、今年はガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」でした。午前の演奏ではかなりオーケストラ側が走ってしまってソリストを焦らせてしまった箇所もありました。自分も満足いくソロが出来なかったし・・・。午後の大学院生に向けての演奏はかなり改善されて、良い出来になったと思います。