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《転生》した「ワルプルギスの夜」、無事に終演しました

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1月17日は、阪神淡路大震災からちょうど20年の節目の日でしたが、TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の楽曲を演奏する交響楽団「ワルプルギスの夜」(ワル響)の関西での公演「ワルプルギスの夜の夢《転生篇》」が行われた日でもありました。

この関西公演に、自分も出演者として参加してきました。

2013年の演奏会終了後、ワル響では次回演奏会に向けた活動を行っている、というのは当ブログでも何度かお伝えしました。

しかし、6月下旬から行ってきた契約者募集(奏者募集)に、2ヶ月以上経っても人が集まらず、あわや演奏会中止という事態にまで至りました。

東京公演に出演した私は、今回の関西公演に出演する予定は当初はなかったのですが(練習会場がすべて関西で遠いし、関西近辺に住んでいるファゴット奏者が出演するべきだと思っていたので)、9月の段階でまだファゴットとコントラファゴットの枠が埋まっていないことを見つけ、急遽エントリーすることにしました。

私のように東京からの出演者も増えたお陰か、1週間ほどで演奏会の開催決定が公式にアナウンスされることとなりました。

出演者になったとはいえ、練習場所が関西と遠いこともあり、私は前日までの練習には参加せず、当日リハーサルだけで本番に臨むこととしました(運営チームや一部の関西以外の参加者は何度か練習に参加したようですが)。

関西への旅程は、コントラファゴットという巨大な大荷物があるため単純に新幹線や高速バスなどは使えず、自家用車で単独での移動は非効率かつ負担が大きいことから、運営チームに相談して打楽器運搬のトラックにコントラファゴットを積んでもらい、運営カーに自分(とその他荷物)を載せてもらうことにいたしました。

運営チーム(全体では9名ほどいたそうです)のうち関東からの5人と、2泊3日をほとんど共に過ごしたため、入場整理券へ整理番号のシールを移動中の車内で貼ったり、臨時スタッフ募集のツイート拡散などを手伝ったりなどしていました。

本番当日は朝の9時から、打楽器(と私の楽器)を積み降ろして、その後はゲネプロ開始まで吹きながら楽器を温め、パート割りについて他のファゴットメンバーと打ち合わせをしていました(なにせ本番当日に初めて3人が顔を合わせたので)。

リハーサル直前には一時雨風が強くなりましたが、本番直前にはそれも止みました。まどマギイベント毎にワルプルギスの夜がゲストで登場する(つまり自然災害を伴っている)というジンクスはそろそろ終わりになるようです。

オーケストラコンサート『ワルプルギスの夜の夢《転生篇》』

日時
2015年1月17日(土) 17:30開演(16:30開場)
会場
あましんアルカイックホール(尼崎市総合文化センター)
指揮
志村健一
演奏
交響楽団「ワルプルギスの夜」
司会
やよいさん
曲目
第1部〈はじまりのメロディー〉
  • シークレット:梶浦由記 / Magia (編曲 : 辻田絢菜)
  • 原曲作曲 : 梶浦由記 | 構成 : THE SAME / 交響組曲『魔法少女まどか☆マギカ』
    • 第1曲「夢」 Signum malum 〜 Sis puella magica! 〜 Signum malum (編曲 : Yukimura Nishimoto)
    • 第2曲「魔法」 Salve, terrae magicae (編曲 : Yukimura Nishimoto)
    • 第3曲「巴マミ」 Gradus prohibitus 〜 Credens justitiam (編曲 : RIORU)
    • 第4曲「日常」 Scaena felix 〜 Postmeridie 〜 Desiderium 〜 Amicae carae meae 〜 Clementia 〜 Scaena felix (編曲 : ば柏駅長)
    • 第5曲「魔女」 Umbra nigra 〜 Venari strigas 〜 Agmen clientum (編曲 : Yukimura Nishimoto)
    • 第6曲「佐倉杏子」 Anima mala 〜 Confessio (編曲 : Souhei Kano)
    • 第7曲「美樹さやか」 Conturbatio 〜 Decretum (編曲 : RIORU)
  • シークレット : セルゲイ・ラフマニノフヴォカリーズ 作品34 第14番 嬰ハ短調
第2部〈永遠のハーモニー〉
  • シークレット : クロード・ドビュッシー / 前奏曲 第1巻 第8曲亜麻色の髪の乙女
  • 原曲作曲 : 梶浦由記 | 構成 : THE SAME / 交響組曲『魔法少女まどか☆マギカ』
    • 第8曲「心」 Cor destructum 〜 Incretus 〜 Serena ira 〜 Pugna infinitia (編曲 : Souhei Kano)
    • 第9曲「饗宴」 Symposium magarum (編曲 : Yukimura Nishimoto)
    • 第10曲「対話――なぜ?」 Quamobrem? (編曲 : ば柏駅長)
    • 第11曲「対決」 Pugna cum maga 〜 Numquam vincar (編曲 : たけぞう (TOMAS music labo.))
    • 第12曲「暁美ほむら」 Inevitabilis 〜 Puella in somnio 〜 Inevitabilis (編曲 : Yukimura Nishimoto)
    • 第13曲「ワルプルギスの夜」 Terror adhaerens 〜 Surgam identidem 〜 Nux Walpurgis (編曲 : Yukimura Nishimoto)
    • 第14曲「鹿目まどか」 Sagitta luminis 〜 Cubilulum album 〜 Sagitta luminis (編曲 : ば柏駅長)
    • 第15曲「思い出」 Taenia memoriae 〜 Pergo pugnare (編曲 : たけぞう (TOMAS music labo.))
  • シークレット : ヨハン・ゼバスティアン・バッハ | シャルル・グノー編曲 / アヴェ・マリア
  • アンコール : 渡辺翔 / コネクト (編曲 : 辻田絢菜)
  • アンコール : 梶浦由記 / Magia (編曲 : 辻田絢菜)

演奏した曲目は前回と基本的に同じです。一部の曲で編曲者の名前が変わっていたりしますが、名前の表記が変わっているだけで、中の人は同じです。

ただし曲に一部修正が加えられている箇所がいくつかありました。最も気がついたのは第12曲「暁美ほむら」でしょうか、色んな所にピアノが散りばめられていました。

今回の演奏会でコントラファゴットを使ったのはMagia、第5曲「魔女」、そしてコネクトの3曲だけ、それ以外はファゴット2ndや1stのアシをしていました。第5曲にはコントラファゴット、コントラバス(後からファゴットとチェロも加えられていました)のソリがあるのですが、今回もそこに苦戦しました。というのも、椅子がピアノ椅子ではなかったために思うような姿勢が取れず、運指が思うように動かなかったためです。本番ではなんとか吹けた…と思うのですが、もうちょっと気持ちよく演奏もできたのではないか、と悔いが残ってしまいました。

全体的な演奏は、第5曲のPiù vivace, con ardoreからのハイテンポなボンゴとか(あんなにテンポ良いボンゴは初めて!)、管楽器の安定した演奏など、約2年前の東京公演に比べても、質の高い演奏になったと思います。第13曲「ワルプルギスの夜」の終盤では、演奏中にもかかわらず思わず涙を流しそうになりました。

演奏も、そしてホールの音響も良かったのですが、観客が400人強と客席の3割程度も埋まらなかったのが残念でした。2年前の公演は入場整理券が即時に無くなるほどの人気だったのですから、もっと関西でオーケストラやアニメ・ゲーム音楽に興味がある人達に広報すれば、ホールを満員にすることも出来たのではないかと思います。

何はともあれ、ワル響第2期の前半は終了しました。今後は[新編]叛逆の物語を元とした「ワルプルギスの夜の夢《叛逆編》~断頭台への輪舞~」(仮)が開催されることでしょう(どうやらまだそちらの準備は全く進んでいないようですが…)。いつになるかは分かりませんけれども、そちらも楽しみです。その時は、もうちょっと練習に参加して、運営の方々の手助けも出来ればよいですね。

また、今回の演奏会では北は那須塩原(私のことです)、西は福岡(ファゴットの1stの方です)と、関西を中心に広い地域からの参加者がいました。こういった人達と知り合って共に演奏を出来たことも、貴重な経験となりました。「今回のメンバーでもう一度演奏会を!」というのはなかなか実現しないとは思いますが、この繋がりを今後も音楽方面で活かしていきたいです。

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