昨年は一般の聴衆として参加していたけつおけ!ですが、今回はひょんなことからエキストラ奏者として出演することになりました。
けつおけ!(ケツバット・キネン・オーケストラ)第5回キネン演奏会「合唱付き」
- 日時
- 2015年2月7日(土) 開場13:00 開演13:30
- 会場
- 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
- 曲目
- ヨハン・シュトラウス2世 / 喜歌劇「こうもり」より第2幕冒頭“心揺らぐ豪華な夜会”
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト / アヴェ・ヴェルム・コルプス
- アントニン・ドヴォルザーク / チェロ協奏曲 ロ短調 作品104(B.191)
- ジョルジェ・エネスク / ルーマニア狂詩曲 第1番
- ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン / 交響曲第5番 ハ短調 作品67
- アンコール : ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル / オラトリオ「メサイア」より第2部最終曲“ハレルヤ”
- 指揮
- 市原雄亮どっとこむ
- チェロ独奏
- 神野洋平
- 合唱
- 吟遊詩人組合(トルバドール・ユニオン)
- 管弦楽
- けつおけ!(ケツバット・キネン・オーケストラ)
チラシ、はじめました。 #けつおけ pic.twitter.com/To24ZrCPjl
— けつおけ! (@k2orch) 2014, 12月 9
チラシ、裏面、はじめました。 #けつおけ pic.twitter.com/RRgQtRxB97
— けつおけ! (@k2orch) 2014, 12月 9
表も裏も、ピンクと黄色というドギツい配色のチラシです。ちなみにパンフの中身もそんな感じでした。
自分が出演していたのはベートーヴェンの交響曲第5番だけ(しかも出番は第4楽章だけ!)ということで、他の曲は客席や舞台裏で聴いていました。今回は演奏会タイトルにもある通り合唱付きの曲が2つありました。演奏時間にして計5分と少なめですが、27人という編成とは思えないほどしっかりとした歌を披露していました。ゲーム音楽を主体に活動するということですが、こうしたクラシック音楽も扱える団体ですから、今後の活動にも期待したいですね。
チェロ協奏曲の独奏者は今回が初の協奏曲ということだったそうですが、オーケストラときちんと合わせて奏でているのがわかりました。オーケストラ内のソロもそれぞれ上手く奏でられていましたね。
エネスクのルーマニア狂詩曲という曲は初めて聞きました。練習で何度か聴いた限りでは、どのパートも忙しく動いていて大変な曲…でも時たま美しいメロディーが流れてくる…という、正に狂ったような曲でした。ぶっちゃけ最初の方の合奏練習で崩壊しそうになっているのを聴いて「大丈夫かなー…」と思っていましたが、本番ではすごいキッチリ合わせていました。すごい。
そんな難曲続きだったためか、ベートーヴェンはあまり練習に割ける時間が多くなく、本番直前のゲネプロでも全曲通しする時間がなくなってしまう、という有り様でした。冒頭のンダダダダーン!を始め、かっちり合わせる所は合わせていたのですが、ちょっと恐る恐るだった箇所も残っていたような…。
この動きコンファゴにやらせると腱鞘炎になるぞ… pic.twitter.com/LJIx0YaTi0
— B4たかし (@b4takashi) 2015, 2月 7
自分が演奏する場所としては、上記のような、コントラファゴットに何やらせてんだ!といった難易度の高い場面がいくつかあるのですが、第4楽章をかなり早いテンポで突っ走られてしまい、上手く指使い出来たかというと…ちょっと課題が残ったかな、と。コントラファゴットがメロディーやってる場所はちゃんと吹けたんですけどね。
兎にも角にも、練習回数計5回で今回も乗り切ったけつおけ!、次回は再度吟遊詩人組合を呼んで、ベートーヴェンの第9をやろうという話になっているとか、いないとか。次回の演奏会に自分が出るという話も有ったり無かったりします。こういう「ノリ」で押し通そうというアマチュアのオーケストラは東京にもそれほど多くなく、大体は出来そうな曲目や無難な演目に落ち着いてしまう事が多いので、けつおけ!では今後も面白い企画が続いて欲しいですね。