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楽しくて、嬉しくて、悔しくて――ヒネモス第6回終わりました

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当ブログでも宣伝した、ヒネモス第6回定期演奏会が無事に終了いたしました。

Hynemos Wind Orchestra 第6回定期演奏会

Hynemos Wind Orchestra 第6回定期演奏会 チラシ

Hynemos Wind Orchestra 第6回定期演奏会 チラシ

日時
2014年4月6日(日) 13:30開場 14:00開演 15:50終演
会場
ルネこだいら 大ホール
入場料
無料
曲目
ロビーコンサート : L. v. ベートーヴェン / 管楽6重奏曲 作品70 第1楽章
F. メンデルスゾーン (F. グライズル編曲) / 吹奏楽のための序曲 ハ長調 作品24
G. H. シュテルツェル (J. S. バッハ蒐集、A. リード編曲) / アリア「あなたがそばにいてくだされば」
J. ブラームス (W. ハウトバスト編曲) / ハイドンの主題による変奏曲 作品56b
G. マイアベーア (T. C. ブラウン編曲) / オペラ『預言者』より戴冠式行進曲
A. ブルックナー (P. ゴードン編曲) / アンティフォナ
R. シュトラウス / 13管楽器のためのセレナード
P. ヒンデミット / 吹奏楽のための交響曲 変ロ調
アンコール : J. S. バッハ (A. リード編曲) / カンタータ「目覚めよ呼ぶ声あり」より 第4曲 コラール 「シオンは物見らの歌うの聞けり」
アンコール : J. P. スーザ / 行進曲「雷神」
指揮
岡田渉
主催
Hynemos Wind Orchestra
後援
小平市小平市教育委員会

第4回は参加せず第5回はダブルヘッダーで感慨に浸る間もなかったので、ちゃんとヒネモスの演奏会を振り返るのは3年ぶりでしょうか。

演奏者として

昨年の第5回定期は全曲に出演していたのですが、最初のジュビリー序曲を除けばすべてコントラファゴットでの出演でした(cf. 演奏曲目)。コンファゴの譜面はファゴットに比べれば密度が薄いですし、別の演奏会が同日にあること、仕事のほうが忙しく練習に時間を割くことができませんでした。第4回に至っては本番のみ出演できなかった(広報活動のためそれまでの練習には行っていました)ので、こちらもあまり練習に力を入れていませんでした。

というわけで、ヒネモス定期としてはおよそ3年ぶりにちゃんと練習する(失礼!)こととなりました。今回の演奏会は自分としても存分に活躍したかったこともあり、メンデルスゾーン「吹奏楽のための序曲」とバッハ(シュテルツェル)「あなたがそばにいてくだされば」についてはファゴット1stパートを受け持ちました。

そして、今回はロビーコンサートも演奏することになりました。曲はベートーヴェンの管楽6重奏曲から第1楽章、アンサンブル大会で演奏した曲ですね。こちらは2ndでしたが、3か月前のアンサンブル大会よりは上手く、そしてリラックスして吹けたのではないかと思います。直前まで座奏か立奏かで迷っていましたが、結果的に立って演奏してロビーコンサートらしさが出たのではないかと。

メンデルスゾーンは冒頭がゆっくりした曲調で、しかもファゴットが吹きっぱなしでかなり辛かったです。その後も細かくタンギングする箇所が多々あり、まったく気が抜けない曲となりました。幸いにして演奏会の最初の曲だったので、体力の消耗をそれほど気にすることなくのびのび演奏できたかな、と思います。「あなたがそばに~」については曲自体の難易度は高くなかったのですが、吹奏楽の巨匠、アルフレッド・リード先生の編曲だからか、少しでもファゴット(とオーボエ)に目立つ場面を設けていたりと、演奏していて楽しかったです。

ブラームスのハイドン変奏曲はもはや3回目(9重奏での演奏も含めれば4回目)なのでそんなに、いやまったく緊張しませんでした。ただオーケストラ曲と違って冒頭のコラールから重厚な響きだったり、弦楽器に割り当てられていた個所が木管楽器に割り当てられていたりと、その違いを聞いていておもしろかったですね。

なお、ブラームスでは私のみオーケストラ版(作品56a)のコントラファゴットの譜面を演奏していました。マイアベーアでは、原曲であるオーケストラ版のファゴット4thの譜面を、コンファゴ用に移調したものを使いました。マイアベーアはなぜかファゴットを4管編成にして、しかも3rdと4thには、通常のファゴット最低音であるLow-B♭のさらに3度下、Low-Gを記譜しているという変態っぷりな譜面でしたので、それをコントラファゴットで矯正したわけです。

ブルックナーは、コントラバスの譜面をコントラファゴットで演奏しました。コントラバスクラリネットの譜面も考慮して音符を足したり、指揮者の指示で音価を変化させたり。ドイツ式バリトンと合わせて、ブルックナーらしい柔らかで重い響きの手助けを出来た、でしょうか。

リヒャルト・シュトラウスはもちろん原曲通りのコントラファゴットの譜面を、コントラファゴットで演奏しました。大ホールで13人のアンサンブル、ということでどれだけ響くか、そしてどれだけお互いの音を聞きあえるか、リハーサルまで不安でした。前回と違い指揮者がいることでより曲の芯が明確になったのではないかな、と。後で聴いた人からはこの演奏が褒められていましたが、それはオーケストラ関係者だったからか、それとも本当にこの曲が良かったか。兎に角、13人のアンサンブルでも大ホールを充分に響かせられることは確かなようでした。

今回のメインの曲であるヒンデミット、先日も書いたように難易度の高い曲でしたが、強奏の後の木管でのユニゾンもピッタリはまっており、金管楽器もバッチリ出ていてよい演奏になっていたのではないかと思います。ファゴットについては、自分が前日に頑張って練習したお陰か、3人でユニゾンの箇所は思いの外よく演奏中も聞こえていました。聞こえたからって良い演奏かは分かりませんが、まあそれは録音を聞き直して確認します。

アンコールの1曲目はバッハ、ドイツ3大Bを聴けると宣伝していたのですが、曲目に含まれている「あなたがそばにいてくだされば」は実際にはシュテルツェル作曲だということで、他の曲から差し替えられたものです。アンコールの2曲目は、もはやヒネモスではおなじみの雷神。

演奏者が増えたこと、そして確実に実力が増えたことも相まって、演奏の質は確実に向上していたのではないでしょうか。何より、自分が楽しく演奏できた演奏会でした。

広報係として

第3回、第4回、第5回、そして第6回と、ヒネモスの広報係として4回目の定期演奏会となりました。

第4回ではアメリカ合衆国の、第5回ではイギリスの国旗をモチーフとしたチラシデザインでしたが、今回は色使いをドイツ国旗の黒・赤・黄にはしたものの、ベルリン中心部に存在した宮殿であるベルリン王宮の画像を基本としました。国旗を再デザインする難しさと、国旗にばかりスポットがあたってしまい演奏会自体のコンセプト、「ドイツ・オーストリア特集」がぼけてしまうのを防ぐためです。そもそもドイツとは、オーストリアとは何か?というところまで話を展開するとキリがありませんが…。

チラシの配布枚数は過去最高を記録しました。第3回では7,000枚、第4回では33,000枚、第5回では40,000枚、そして今回、第6回定期演奏会では48,000枚のチラシを配布いたしました。これは今回から広報を手伝ってくださった方の尽力が大きかったです。プロの吹奏楽団体の演奏会にもアポをとってくれたり、本番2週間前にルネこだいらで頻繁に行われていた市内中学校の演奏会への挟み込みなど、強力な吹奏楽ファンと地域の音楽好きに特にアピールできたのではないでしょうか。

A4のチラシに加え、二つ折り名刺型のチラシを制作しました。これはワル響で作られた名刺型チラシをヒントに、「A4ビラより手軽に配れるものを」と考えて団員向けに作成しました。団員からの反応もそこそこ良かったので、次回からも作ろうと思います。

今回の演奏会は、小平市と小平市教育委員会から後援を頂きました。後援と言っても金銭的な支援などは全くありません。しかし、公共施設にチラシを置いてもらったり、市内の小中学校の吹奏楽部演奏会へのチラシ挟み込みがスムーズに進むという作用があったようです。

そのほか朝日マリオン・コムに掲載してもらったり、コミュニティ放送局であるFM西東京 などでも宣伝してもらいました。

それらの頑張りあってか、第6回演奏会には395を超えるお客様がいらっしゃいました。「以上」という微妙な言い回しは、パンフレットの配布数が395で、2人連れなどでパンフレットを持って行かなかった方もいらっしゃるため。なので、実際には400人以上の集客があったと考えられます。

400人も集客があると、大ホールにも割りと人がいるな、と舞台上からも確認できます。そして拍手が多いことで、演奏者側の満足感も上がります。アンコールの雷神で自然と観客から手拍子が沸き起こったのも良かったですね。

そう、演奏会には多くの観客が訪れ、概ね好評のアンケートを頂きました。演奏者もみな一同に良い演奏会だったと口にしておりました。

が!広報係の長である私B4たかし、あんまり満足しておりません。というのも今回の会場であるルネこだいら大ホールは定員1,229名(うち1階席で763)。今回の集客目標を800に定め、パンフレットもその部数だけ用意していたのです。「これだけ宣伝すれば、これだけ来るかな?」とも思ったのですが、来ませんでした。

確かにヒネモスが創団してから集客数は最大を記録しました。それ自体は良いことです。しかしそれとは別に、自分の広報としての実力が頭打ちになっているようで、ものすごく悔しいのです。おそらくチラシを配ってネットで宣伝しまくって、という広報のスタイルではこの程度で、ここから先はもっと別の方法で集客するのが良いのでしょう。

いつまでも悔やんでも仕方がありませんから、今後行われる演奏会の広報活動に向けて、これから準備したいと思います。次回のヒネモス定期演奏会は日本人作曲家特集、メイン曲は伊藤康英作曲の「吹奏楽のための交響詩『ぐるりよざ』」だそうです。吹奏楽関係者なら知っている曲でしょうが、今度はオーケストラ関係者を呼びづらいラインナップになりそうです。次回に向けての活動を、着実に進めないといけませんね。

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