私、B4たかしが広報を務めている市民吹奏楽団、Hynemos Wind Orchestra の第4回となる定期演奏会が、4月7日に行われ、291名のお客様にお越しいただきました。
Hynemos Wind Orchestra 第4回定期演奏会
- 日時
- 2012年4月7日(土) 18:00開場 18:30開演
- 場所
- ルネこだいら 中ホール
- 指揮
- 岡田渉
- ピアノ独奏
- 藤田雅
- 入場料
- 無料
- 曲目
- ジョン・バーンズ・チャンス / 朝鮮民謡の主題による変奏曲
- ヴィンセント・パーシケッティ/ おお涼しい谷間
- ロバート・ラッセル・ベネット / 古いアメリカ舞曲による組曲
- ジョージ・ガーシュウィン (ドナルド・ハンスバーガー編曲) / ラプソディー・イン・ブルー
- エイトル・ヴィラ=ロボス (ジョン・クランス編曲) / ブラジル風バッハ 第5番 アリア
- アルフレッド・リード / オセロ
- (アンコール)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ | アルフレッド・リード編曲 / 主よ、人の望みの喜びよ
- (アンコール)ジョン・フィリップ・スーザ / 雷神
第3回定期演奏会(2011年4月9日)から広報として活動は行ってはいたのですが、この時の来場者数はおよそ150人。一ヶ月前に震災があった影響もあったとはいえ、自分の広報力の低さのせいでお客様を多く迎えられなかったのは残念でした。
3月後半は自分自身の就職活動に修士論文の中間発表などの予定が重なった、と言い訳しようと思えばできますが、それにしても650人が定員のホールで150人という集客は残念としか言い用がありません。今回の演奏会は団員の数も増え、またエキストラで出演してくださった方もうまい人ばかりで演奏の仕上がりが良かっただけに、良い演奏を多くの人に聞いていただくことができなかったのは本当に残念です。
先週の日曜から、10月の音楽祭、そして来年春の演奏会に向けた練習が再開されました。次の演奏会こそは、ホールをお客さんで一杯にしたいです。
そんなわけで、広報として2度目の定期演奏会、かなり気合を入れて広報活動を行わさせて頂きました。この記事でどれだけ気合を入れたか、振り返ってみます。
広報業務を細分化
広報係が以前の2人から5人に増員されました。そこで、広報の業務を予めリストアップし、いくつかの仕事は他の広報係に任せることにしました。考えた仕事は以下のとおり。
- チラシ制作
- チラシ挟み込み
- 団員・指揮者・ソリストへのチラシ配布
- ホール・公共施設・楽器屋へのチラシ設置
- 前回来場者・学校吹奏楽団への招待状郵送
- パンフレットデザイン
以下に詳説する仕事内容は、他の広報係に頼んだ内容も含まれています。
チラシを大増刷、挟み込む演奏会も大幅増
第3回定期演奏会ではチラシを10,000枚印刷し、7,000枚程度を配布しました。
これを第4回定期演奏会では、36,000枚のチラシを印刷、約33,000枚を配布しました。「いやいや発注しすぎだろ」と思いもしますが、9割方のチラシを配ることが出来たのでまあ良いでしょう。
印刷したチラシを多く使用するのが、他団体演奏会への挟み込みです。挟み込んだ演奏会も優に30を超えました、前回は10演奏会にも満たなかったので、遥かに多くなっています。吹奏楽の演奏会だけでなく、東京ハートフェルトフィルハーモニック管弦楽団やラテンビッグバンドである東京工業大学 Los Guaracherosなど、団員に何らかの繋がりがあればいろんな演奏会に挟み込まさせて頂きました。4月の演奏会なのに、その前年の11月から挟み込みを行なっていたのはさすがにやり過ぎだったかもしれませんけれど:-P。
ポスターを作成
B5のチラシとは別に、A2のサイズでポスターを50枚作成しました。どこぞの部室ロッカーに貼ってもらったり、学校吹奏楽団にチラシとともに郵送したり、公共施設の掲示板に貼ってもらったり。演奏会当日の会場案内としても使ってもらったはずです。
SNSサイトを活用
情報発信では、各SNSサイトにアカウント登録し、そこから情報発信を行うことも致しました。
Twitterとmixiページは連携させ、演奏会情報だけでなく、挟み込みさせて頂く他団体演奏会の情報もつぶやきました。当団の宣伝をしてもらうだけでなく、他団体の演奏会を宣伝することでギブ・アンド・テイクな関係になろうと考えた結果です。ツイートする内容がなかなか浮かばなかった、ということもありますが。たまに演奏する曲の解説なんかも行なってみました。
FacebookとGoogle+では、普段の練習風景や、小平市青少年音楽祭の様子の写真を掲載しました。写真アップロード機能と「いいね!」「+1」などの機能で、うまく情報をシェアできた、と思っています。
イベント告知サイトに登録
音楽系のイベント告知サイトには、ほとんど全て登録いたしました。楽器店ダクのサイトに、ダク協賛でもない演奏会を載せていただけるのが個人的には嬉しかったです。
また、音楽系サイトに限らないイベント告知サイトにも、情報を掲載いたしました。
あとは、めぼしい楽団の演奏会情報掲示板に、片っ端から演奏会情報を書き込んで行きました。数えたらなんと63の団体の掲示板に載せていました。マルチポストも甚だしいですな。
吹奏楽雑誌に掲載
先に述べたイベント告知サイトのうち、Band Powerに載った情報をご覧になった学研パブリッシングの人から、情報転載(してもよいですか)依頼が来ました。勿論こちらは即OKの返信をしました。
雑誌の名前は「Einsatz(アインザッツ)」、10代向けの新しい吹奏楽雑誌で、4月1日の第2号に掲載となりました。実はちゃんと実物で確認していないのですが、イベント情報掲載ページ「Brassband News Topics」に載ったらしいです。
公式サイトを移転
それまでのヒネモス公式サイトは、無料のGoogle App Engine (GAE) を利用した独自のSNSにて運用されていました。しかし、GAEの使用条件の改定、従来からの使い勝手の悪さ、そしてスマートフォンや携帯電話への対応などを考え、サーバーをレンタルし、WordPress (WP) にて運用することと致しました。
自分自身がWPを利用していること、ブログ以外の用途でも幅広く使われているシステムであること、そしてプラグインの豊富さなどから選びましたが、こちらに移行して成功だったと思います。各演奏会のログをブログ記事の投稿、団体の説明などを固定ページと使い分けることで、更新作業もしやすくなりました。
来場者数アンケートを実施
各団員が呼び込めるお客様が何人か調べるため、毎練習の合間にアンケートを取ってみました。どれだけの人数が来るのかという調査と、「貴方はまだこれだけの人しか呼べていないのですか?」というプレッシャーを与えるために。
ただこの施策、予め通し番号を振っておいたチケットを団員経由でお客様にお渡しし、本番当日のチケット半券を集計して、最終的にどの団員がどれだけの人数を呼べたか、という結果までついてきて初めて効果のある方法です。そうでないと、アンケートをとっても、「もっと多くの人に宣伝しなきゃ」という意欲が沸き立ちませんからね。
以上、この第4回定期演奏会で特に力を入れた仕事について述べてみました。実際のところ、どの行動がどれだけ効果を上げたのか、というのはあまり良く分かっていません。来場者のアンケートを見なおしてみたら、どの媒体に載った情報から足を運んだか、わかるかなあ?
一応、401人の座席のうち291を埋めることが出来たことで、一体の効果があったのは確かでしょう。でも自分としては、3割弱の座席が空いていたということで、あまり満足していません。というか座席より多いお客さんを殺到させてテンヤワンヤにすることすら考えていたので、ちょっと残念ではあります。
まあ一番残念なのは、これだけ広報を頑張った演奏会に、自分自身が出演できなかったことです。そう、自分は栃木県での新人研修のため、出演が出来なくなったのです。残念です、残念です、非常に残念です。
自分が社会人になったからには、こういった趣味活動に全精力を注ぎ込むことは今後は難しいということなのでしょう。しかし、自分の体力、そして気力が続く限り、今後もアマチュアの音楽活動は続けていきたいですね。
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