悲愴をB4たかし的に解説すると オケ全体編

ファゴット編に続いておけ全体の解説も行ってしまいます。勿論ながらこの解説はB4たかしの独断と偏見でピックアップしているのでご了承を。

ちなみに『悲愴』(fr : Pathétique, Патетическая)というタイトルは、弟のモデストが「標題なら、『悲愴』はどうだろう」と提案したところ、ピョートル・イリイチが「ブラボー!」と採用した — という説があるらしいですが、どうやらそれは弟・モデストの創作であるようです。

また、ロシア語の「Патетическая」は「熱情」とかの意味があるから、いわゆる「悲愴」じゃないんだよ、という話もあるそうですが、チャイコフスキーの自筆譜の冒頭にフランス語の「Simphonie Pathétique」(Pathétiqueは悲愴と言う意味で良いらしい)とあることから、敢えてどちらの意味も持たせることにしたとかなんとか。

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