新しいMacBook (Pro)は削りだし

新商品が出たからといってブログの記事にするほど多くを語れないので、今まではあまりAppleの新商品に触れてきませんでしたが、今回はちょっと面白そうなので書いておきます。

Appleから新しいMacBook ProとMacBookが発表されました。特徴は、アルミの塊から削りだしてフレームを作り出す「ユニボディ」、ボタンを省略され操作領域が広くなりフィンガージェスチャーも増えたタッチパッド、そしてディスプレイの外枠(ベゼル)が黒いガラスになったことでしょうか。

特に自分が気に入ったのはアルミ削りだしのユニボディ。そいえばパソコンで削りだしの筐体なんて聞いたこと無かったわ。

部品点数が多く取り付け箇所が多いと、取り付けようの穴とか突起とかいろいろ付けなきゃならないので、強度が落ちてしまうのは当たり前。なので、軽量で強度が求められる一点だけのロボットの外枠などはブロックの材料から削りだして作っている、というのは昔fuRo所長の古田さんの講演で聞いた話。

ただ、削りだしだと加工の手間が大変だし、削ったあとの削りかすがエラいことに(材料の90%くらいは廃棄)。なので今まで量産のパソコンではおそらく用いられなかったのですが、今回アップルはそれをやってしまったようです。しかも上位機種だけとかではなく、ノートブックの全機種で(といってもMacBookとMacBook Proの2つですが)。

そんなわけで、今回のMacBookとProはかなり頑丈らしいです。また「4本指ジェスチャー」まで行えるタッチパッドはクリックボタンが無くなったのですが、代わりにタッチパッド全体がクリック(少し沈むらしい)できるそうです。

個人的には、旧型のMacBookが999ドル(11万4800円)に値下げされて販売されているのも興味深い。新品がちょっと手を伸ばせば買えそう!そのちょっとがかなり遠いんだけれども。

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Apple Storeに早くも店頭展示されているそうなので、明日か明後日にでも実物を触ってこようかと思います。

うーむ、でも外枠も画面も、まんまiMacってかんじだなあ。iMac・iBook・PowerMac・PowerBookの頃はそれぞれかなり個性的(特にG3のiBookなんて!)だったのに。まあこれはこれで洗練されて良いんだけどね。

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