シン・ゴジラが凄かった

たまたま東京に出張に来ていて、封切りがされたと聞いて、公開初日に観てきました、「シン・ゴジラ」。アニメでない、しかも日本の映画を映画館で見るのって、いつぶりだろう?

邦画って、安っぽい大道具があったり、そうでなくても変な人情話が挟まれたり、テンポが悪くなったり、イマイチな印象が拭えず、大きく期待はせずに劇場に足を運んだのですが――

私を含め、エンドロール後に拍手が沸き起こりました。それほど良い映画だった、という評価をする人が多かったのでしょう。

ちなみに、シン・ゴジラを見て劇場で拍手が起きたのは他の場所でもあったようです。

エンドロールに”終”の文字が現れた直後、どこからともなく客席から拍手が巻き起こった。試写会でもなく、舞台挨拶付きのプレミア上映でもない。ただの上映初日の1コマで、こんなことは日本ではまず起こらない。しかし、ゴジラ史に残る”名作誕生”の瞬間に居合わせた興奮は、客席にいた多くの人が共有した感覚だったのではないだろうか?

TOHOシネマズ新宿で『シン・ゴジラ』をみていました。いやこれはすげえもんをみさせてもらったなというのが正直な感想です。上映終了後、舞台挨拶があったわけでもないのに自然に拍手が起こった、というのは初めての経験でした。

感想をここで熱く語って、もっといろんな人に見て欲しいところではあるのですが、いかんせん映画批評に慣れていないこと(「ハーモニー」書きましたけど今から読み返すとこれは…)、そして下手に語りすぎてネタバレするとよくないと思い、感想を書かれているサイトを紹介したいと思います。

ちなみに。2014年にハリウッド制作で公開された「GODZILLA ゴジラ」は劇場では見ておらず、29日の日本テレビ金曜ロードSHOW!で放映されているのを見ました。公開当時はゴジラのリアルな動きが非常に評価されていたと思ったのですが、今見ると、実はゴジラではなく別の怪獣ムートーの出番が多く、またゴジラが単なるヒーローみたいな扱いなの?って感じで、物足りない感じ、というと贅沢な感想でしょうか。

シン・ゴジラは、他の怪獣が出てこないので「怪獣プロレス」を見たい人には肩透かしかも。しかし、全CGによる描写、ゴジラに対峙する人類の動き、ハッキリ行ってハリウッド映画を超えた邦画と言えると思います。(細かい部分はさておいて)

出演してくる人、特に総理大臣含め政治家は最初あたふたして初動が遅れがちに成るのですが、私はそれが無能であるとは思いません。未知の生物が出てきたらそりゃ当然というか、その後はちゃんと判断して行動していますし。ハリウッド映画にあるような「なんか無能なトップ」「一人だけ果敢に挑むヒーロー」という描写がないのが、非常に日本らしい良さが出ているのではないでしょうか。

これ以上は私の口から、ネタバレしないでこの映画の良さを伝えるのは困難。さあ、皆さんシン・ゴジラ見ましょう。

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket