女性独唱もついた豪華なペール・ギュント組曲 by 東工大オケ

もう一ヶ月以上経ってしまいましたが、記録のために。5月23日に行われた東工大オケの定期演奏会を聴きに行ってきました。

東京工業大学管弦楽団 第152回定期演奏会

日時
2015年5月23日(土) 17:30開場 18:00開演
会場
大田区民ホール・アプリコ 大ホール
曲目
ベートーヴェン / 『エグモント』序曲
グリーグ / 『ペール・ギュント』より第1組曲・第2組曲*
チャイコフスキー / 交響曲第2番ハ短調『小ロシア』
アンコール:チャイコフスキー / 『スペードの女王』より「真夜中は近い」*
アンコール:チャイコフスキー / 組曲『くるみ割り人形』より第4曲 トレパーク(ロシアの踊り)
独唱*
大隅智佳子
指揮
末永隆一

前第151回定期はメインの交響曲しか聞けなかったのですが、今回はちゃんと全曲通して聞けました。

ペール・ギュントの第1組曲・第2組曲は、東工大オケでも2009年に取り上げているのですが(ちなみにその演奏会に私も出演していました)、その時はオーケストラだけ、独唱なんてありませんでした。

オーケストラ夢十夜の合唱指導の繋がりなどで末永先生が大隅先生をお呼びしたのでしょうが、どこに独唱が入るのだろうか…と思って聴いていたのですが、第2組曲の第2曲「アラビアの踊り」と第4曲「ソルヴェイグの歌」の演奏中、ふっと舞台裏から登場して、その美声を披露してくれました。演奏が終わるとすっと舞台裏に戻る様もスマートでよかったです。本来の第2組曲では器楽のメロディが充てがわれているのを、原曲から復活させたのでしょうか。

ペール・ギュント演奏後にソリストアンコールがなかったので大隅先生の出番はあれでおしまいなのかと思っていたのですが、最後の最後で再登場しました。「チャイコフスキーの交響曲の後だから、トレパックを演奏するのかな?」と思っていたのですが、その読みは半分当たり、半分外れ。先に女性独唱付きの「真夜中は近い」を演奏、そしてトレパックという順でした。これは聴衆も満足の演奏会でしょう。

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