芸劇ウインドx井上道義 第1回公演を聴いてきました

13日は東京に出張で来ていて、18時に仕事が終わったので池袋の東京芸術劇場へ、芸劇ウインド・オーケストラの演奏会を聞きに行ってきました。

芸劇ウインド・オーケストラ第1回演奏会

日時
2015年3月13日(金) 18:00ロビー開場 19:00開演
指揮
井上道義
吹奏楽
芸劇ウインド・オーケストラ
曲目
F. メンデルスゾーン / 吹奏楽のための序曲 Op. 24
三善晃 / クロス・バイ・マーチ
権代敦彦 / Time No Longer〜もはや時がない〜for wind orchestra Op. 145 (芸劇委嘱作品世界初演)
P. チャイコフスキー / バレエ音楽より抜粋

  • 《白鳥の湖》より イントロダクション〜ワルツ、[1幕 4羽の白鳥]、ナポリの踊り、スペインの踊り
  • 《眠りの森の美女》より パノラマ、花輪のワルツ
  • 《くるみ割り人形》より マーチ、金平糖の踊り、中国の踊り、トレパック、花のワルツ
会場
東京芸術劇場 コンサートホール
主催
東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力
東京佼成ウインドオーケストラ上野学園大学
助成
平成26年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業一般財団法人地域創造

公共のホールとはしては珍しく、東京芸術劇場がプロの音楽家を育成する事業として2014年度に開始した「芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー」の、初の吹奏楽の演奏会ということだそうです。

前半の3曲は吹奏楽オリジナル作品、メンデルスゾーンは途中のAllegro vivaceから踊るような指揮で客席全体を高揚させてくれました。クロス・バイ マーチは次回のヒネモス公演でも取り上げるのでよく知っていたのですが、変拍子をふんだんに活かした曲に仕上がっていました(それじゃマーチング出来ないだろうけど!)。

権代さんの世界初演の作品は、小節ごとに7拍子、6拍子、5拍子…、2拍子、1拍子というリズムを続けていくという音楽で、7小節ごとにメロディが迫りきては弛緩する、という、なんだかよく分からないような分からないような曲でした。

後半はチャイコのバレエ音楽から、井上ミッチーの紹介に乗せて演奏していきました。元がオーケストラ曲という感じはせず、吹奏楽という編成を上手く活かした演奏になっていました(上手く活かせる曲を抜粋したのかも)。

メンバーが若々しく、活き活き溌溂とした演奏を楽しむことが出来ました。指揮者の井上道義氏も咽頭癌を患っていたとのことですが、元気に指揮と曲紹介をする姿を見られて良かったです。次回は是非、吹奏楽オリジナルの難曲をもっと取り上げてみてほしいですね。

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