3月の木管演奏会にチラシが挟み込まれていた、青山フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に行ってきました。
青山フィルハーモニー管弦楽団(青フィル)は、東京都立青山高等学校の部活動で行っているオーケストラ。毎年春の定期演奏会の他、外苑祭コンサートや地区音・中音などの活動を行っているそうな。それにしても今回の演奏会に出演する2・3年生だけで110人が在籍してるとは驚き。今回の演奏会は4曲プロという多めの曲目。
- アントニン・ドヴォルザーク / スラブ舞曲集 第1集第7番
- ヨハン・シュトラウス2世 / 喜歌劇『こうもり』序曲
- リヒャルト・ワグナー / 歌劇『リエンツィ』序曲
- ジャン・シベリウス / 交響曲第1番 ホ短調作品39
この演奏会で一番驚いたのは、原則全員が全乗りということ。こうもりにファゴットが4人も!しかも最初のAllegrettoのピアノ指定のところから全員で吹いてました。しかも音が微妙に合ってない・・・。弦も音が揃ってなくて(縦も横も)、モヤモヤした序曲になっていました。人数を多くしても良い演奏になるとは限らないと言うことでしょうか。
シベ1はちょっとミスも目立ちましたが、結構まとまっていました。学生指揮であれだけやれれば良い方ではないかな、と思います。残念なのは、曲の出だしでホールが静寂にならなかったこと。クラリネットの孤独感漂うソロは、水を打ったような静けさでないと引き立たないと思うのだけれど・・・。まあ演奏側がどうこうできる話ではないんだけれど。高校のオケってこんな感じなのかなあ。
しかしシベ1って今までマイナーな曲だと思ってたけど、挟み込まれていたチラシによれば首都大オケもこの春に演奏するらしい。著作権が切れたから演奏機会が増えていくのでしょうか。
会場のティアラ江東も綺麗な良いホールでした。住吉駅近くに江東区のこんな施設があるなんて知りませんでした。