6月21日は、ヒネモスのアンサンブル大会がありました。
昨年に続き1年振りのアンサンブル大会です。今回は前回のような木管アンサンブル同士での対決ということもなく、各自各々がやりたい曲をやりたい編成で演奏することとなりました。
私が演奏したのは、ワイセンボーン作曲「ファゴット3重奏のための6つのトリオ より 第3曲 ポルカ」と、ブラームス作曲「弦楽6重奏曲第1番 作品18 第2楽章」の2曲です。
ワイセンボーンといえば、ファゴット吹きにとってはMethod for Bassoonなどの教本やアンサンブルでお馴染みの作曲家です(それ以外の楽器の人には知名度は殆ど無いですが)。ファゴットのトリオを演るにあたって最も適した作曲家と言えます。
ブラームスは、弦楽6重奏(ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ2)を、ダブルリード6重奏(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、コーラングレ、ファゴット3)に置き換えた編成…のものを演奏する予定だったのですが、オーボエ・ダモーレの奏者がアンサンブル大会に出演できなくなってしまったためクラリネットで代替、木管6重奏となった編成です。第2楽章は緩徐楽章で、ゆっくりとした響きのコラールを元として様々に変奏される曲で、ブラームスらしいハーモニーと変奏の妙が特徴です。
「個々のアンサンブル能力を高め合い、お互いに披露しあうことで刺激を与える」という目的の通りの会になった…と思うのですが。ヒネモスのアンサンブル大会で恒例となりつつある寸劇が、ファゴットパートの演奏会で復活することとなりました。しかも今回はファゴット3人で。しかもわりと寸劇のパートが長く、自分が担当するセリフが結構長かったです。はっきり言って、演奏そのものより、寸劇のほうが緊張しました。
最初のアンサンブル大会での寸劇内容は「就職活動の面接」という内容で、自分が面接される側の役回り、アンサンブルで面接官と雰囲気が良くなるけれど、最終的にお祈りされる、というストーリーでした。
ちなみにその当時は自分が就活の真っ最中で、ホントの就活もお祈りされ続け、就活期間が1年以上にも渡る、という結果になりました。私は密かに、アンサンブル大会でお祈りされる展開になったことで実際の就活もお祈りされ続けたのでは…と思っています。
話は戻って今年のアンサンブル大会は、就活ならぬ婚活に臨む役柄。なんだかんだで結局フラれるというストーリーでした。これ、自分の婚活も前途多難という暗示じゃないですかね…。
まあ兎にも角にも、アンサンブル大会は(おおむね)無事に終了しました。今回は身内だけの大会でしたが、8月には一般のお客様を呼んでのアンサンブル演奏会があります。こちらに向けてこれからもっと練習を積まなければなりません。
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