6年半ぶりの、東工大オケのチャイ5

5ヶ月ほど更新が途絶えてしまいましたね、お久しぶりですB4たかしはなんとか生きています。ただ社会人になってから仕事が思いの外忙しく、気軽に書き込めるTwitterのようにこちらを更新することができませんでした。

でも、そんな多忙な日々の合間を縫って東工大オケの定期演奏会を聴きに行って来ました。

東京工業大学管弦楽団 第147回定期演奏会

日時
2012年12月15日(土)
指揮
末永 隆一
場所
すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目
ドビュッシー 小組曲
エルガー エニグマ変奏曲
チャイコフスキー 交響曲第5番
アンコール:チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より トレパーク

仕事の都合で前半は聴けませんでした。しかし小組曲にエニグマ、これだけでも結構意欲的なプログラムなような…。

チャイコフスキーの交響曲第5番、といえば、自分が東工大オケに入団して2年目、初めて演奏した交響曲という思い出深い曲。

是が非でも今回の演奏を聴きたかったのは、そういった思いが強いということもありました。

私が会場についた頃にはエニグマの最終楽章を演奏中で、休憩の時間になってからホール座席についたのですが、会場の方から「1階席・2階席は満員のため3階席にお回りください」と案内されました。3階席から下の方を覗くと、確かに座席が観客で埋まっており、非常に多くのお客さんが来ていることが分かりました。ちなみにトリフォニーは1階1040席・2階233席なので、今演奏会は少なくとも1300人は来ていたのでしょう。

チャイ5は木管のセクションがソロで掛け合うなど聞き所満載の曲目ですが、第1楽章冒頭のクラリネット、第2楽章のファゴットの掛け合いを初め、安心して聴くことができました。というか自分たちがやった時より確実に上手かったですね。そして指揮が、なんかもうやっぱり末永先生だ!というぐらいのタメ方・振り方でした。

ところで、前演奏会から新たに顧問に就任した鞠谷雄士教授の挨拶に、こんな文章がありました:

前回の第146回の演奏会の際に、当管弦楽団の顧問を前任の鈴木正昭教授から引き継ぎ、最初のご挨拶をさせて頂きました。今回が2度目のご挨拶ということになります。引き継ぎの際に鈴木教授から「顧問の一番大きな仕事は謝ることが」というお話がありました。団員が何か不祥事を起こしたときに、それが故意であっても過失であっても、兎に角、一番先頭に立って「ごめんなさい」と謝罪して回る役回りとのことです。鈴木教授の在任中にも何度か謝罪をしなければならない場面を経験されているようで、「活動停止で演奏会が開催できなくなるところを、何とか学内清掃の奉仕活動で許してもらったこともある」とのエピソードも披露されました。鈴木教授は長期間顧問をされておりましたので、だいぶ昔の話だとは思いますが。

東京工業大学管弦楽団第147回演奏会 顧問ご挨拶

ああ、2006年10月の工大祭で問題が起きて、一週間の活動停止となったことがありましたっけ。確かにあの頃は大変でした。自分としてはついこの間の話のように感じるのですが、もう6年も前、そりゃ「昔の話」ですね。

前回チャイコフスキーの第5番をやったのも6年前の定期演奏会、それだけ自分も年をとったのか、という感慨に浸りながら、その後のオケ同期との懇親を深めました。

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