富士山に登って来ました

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研究室のメンバーで「夏休みの間に富士山に登ろう!」という話になりまして、18日の未明に吉田口から富士山に登ってきました。自分ともう一人、2人でのアタックです。

もう一人のメンバーの自動車に乗せてもらい、未明から中央自動車道・富士スバルラインを進んで、午前2時半頃に自動車を降りました。ちなみに富士スバルライン五合目そばの駐車場は満車のため、2kmほど手前に道路沿いにある駐車場から早速歩かされるはめになりました。また五合目にあるお店はどこも閉まっていました。夜中なので当たり前といえばそうですが、金剛杖をここで手に入れそびれてしまいました。

富士スバルライン五合目(2305 m)を出発したのは午前3時頃、そこから富士山安全指導センターがある六合目(2390 m)までは30分ほどで到着、勾配もほとんどなく(というか下り坂もあったほど)楽にたどり着きました。

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腹ごしらえをして、3:50頃からいよいよ登り始めました。ただ七合目あたりまでは階段もあり、登りやすい道のりでした。一時間ほどで七合目に到着、御来光を拝み、日の出館(2700 m)でようやく金剛杖を購入、焼印を各山小屋にもらいながら山を登りました。

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七合目の上方にある鳥居荘(2865 m)を出発したのが5:50頃、そこからはいよいよ岩がゴロゴロ転がる急斜面をひたすら登って行きます。八合目の太子館(3030 m)は6:45に通過、そこからは岩だけでなく砂礫の道のりで、足場が悪くなりだんだんと進みづらくなってきます。ついでにガス(雲・霧)も立ち込め、空気も薄くなってきます。白雲荘(3200 m)には7:45には着いたのですが、そこで二人共疲れがどっと出てしまい、白雲荘を出発できたのは30分後でした。

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道の曲がり角の2つに1つのペースで休みつつ、本八合目の富士山ホテル(3350 m)に到着したのは9:15頃、20分ほどの休憩をとりました。この辺りから空気が特に薄く感じ、高山病への恐怖を感じたため、水や食料だけでなく、酸素ボンベで空気の補給も行いました。

八合五勺 御来光館(3450 m)は10:05に到着、ここを通過する頃には曲がり角ごとに休憩しなければ先に進めないほど疲れきって居ました。自分たちのペースが取れなくなっていたため、先を歩く団体をペースメーカーにして、歩幅を調整しながらゆっくり歩みを進めました。

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迎久須志神社のある(これしかない)九合目(3600 m)に11:10に到着、そして吉田口の頂上(3710 m)に到着したのは、正午を過ぎた12:10でした。疲れた・・・!しかし感慨も一入・・・!

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下から持ってきたパンを頬張ります。ちなみにお鉢巡りをしようとか富士山頂郵便局に寄ろうかとも考えていましたが、疲労がどうにも酷いので、そのまま下山することにしました。

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「登山は上り道より下り道のほうが大変」とはよく言われていますが、今回の富士登山ほどそれを実感したことはありませんでした。13:30に頂上を出発した後は、ひたすらひたすら下り道。砂礫の下山道を足を滑らせながら降りていきますが、何度となく足元を掬われそうになりました。脚を降ろして踏ん張るために予想以上に筋肉を披露させるのです。足首を固定しなければならないため、その上の膝なども痛めてしまいました。また登山道の途中にある山小屋のように途中のチェックポイント的な箇所も殆ど無いため、無限に続くような下り道を進むのは精神的にもかなりキツカッたです。

富士スバルライン五合目に到着したのは17:30、その後はスバルラインを降りて、河口湖畔にある河口湖温泉寺夢殿に向かい、温泉で登山の疲れを癒しました。乗せてもらった車の中で、運転手を務める相方を尻目に何度か眠ってしまったのは申し訳ない・・・。

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帰路で中央自動車道の渋滞に巻き込まれたりなどもしましたが、無事にその日のうちに自宅に着くことが出来ました。本格的な登山はもう数年行っておらず、久々の登山が富士山というのは若干無謀だったかもしれません。食料や水分、栄養の補給なども充分とは言えなかったです。今度はもっと準備を万端にして、他の登山口などから挑戦してみたいです。

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