自分が参加しているヴァールシャインリヒ・シンフォニカー(WS)のの指揮者 吉川清さんの奥さんである吉川礼子さんのコンサートチケットを貰ったので、16日の木曜日に研究室を抜けだして聞いてきました。
吉川礼子ピアノコンサート〜還暦を記念して
- 日時
- 2010年12月16日(木) 19:00開演
- 演奏
- 吉川礼子
- 曲目
- シューマン(生誕200年) / アベッグ変奏曲 作品1
- リスト(来年生誕200年) / 愛の夢 第3番
- リスト / メフィストワルツ第1番(村の居酒屋での踊り)
- モーツァルト / デュポールのメヌエットによる変奏曲 ニ長調
- ショパン(生誕200年) / 夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27-2
- ショパン / 夜想曲 第4番 変ヘ長調 作品15-1
- ショパン / バラード 第4番 ヘ短調 作品52
- 会場
- 横浜みなとみらいホール 小ホール
- 主催
- 翠の会
- 後援
- スタンウェイ ジャパン株式会社
そういえばWS#2の打ち上げで吉川先生宅におじゃました時に、モツコンの第2楽章で一緒に演奏してくださったのが、今日の主役である礼子さんでした。
勿論、そんなお遊びの演奏とは全く打って変わって、礼子さんの本領が発揮される演奏を聞くことができました。ピアノ1台だけなのに、ピアノからフォルティッシモまで豊かな響きが会場全体を包み込んでいました。
アベッグ変奏曲(Abegg Variationen)は「ABEGG」という架空の名前をそれぞれ音名に当てはめてテーマにした曲で、ABEGGの音が次第に変化していくさまが面白かったです。メフィストワルツは「村の居酒屋の踊り」の通り、酒によったような悪魔メフィストが娘マルガリータに言い寄る姿が見えるような躍動感でした。ショパンの3曲はそれぞれショパンらしいピアノの美しさですが、それぞれ曲の違った良さが引き出されていたと思います。
演奏が行われた小ホールは440人ほどの座席なのですが、すべての席が埋まっていました。礼子さんや清川清さんを慕って来た人が多いのか、下は小学生から上はご老人まで、幅広い年齢層の客が居ました。