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ほかにはない情報が、ここにはある(かも)。

『みんなの党 って名前がダメだろ』なんて切り捨てずに、政策で評価してあげてよ!

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渡辺喜美が作った新党「みんなの党Your Party, YP)」のネーミングセンスがダサイ、という意見はネットでも実生活でも良く聞くんですが、じゃあどんな名前が良かったんだ、ということで他の候補を挙げてみました。

自由 (Liberal, Freedom)

みんなの党が推進する構造改革は、新自由主義(NeoLiberalism)経済派らしいから、党名に自由がついても不思議ではない。

ただし、現在政権与党が自由民主党Liberal Democratic Party, LDP)、徳田虎雄氏の自由連合Liberal League, LL)が党名に「自由(Liberal)」を掲げている。また以前には、河野洋平らが自民党を離党して設立した新自由クラブNew Liberal Club)、新進党から分裂し小沢一郎氏を中心に結成した自由党Liberal Party, LP)もあるし、歴史をさかのぼればもっと多くの「自由党」がある。今さら新党に「自由」を付けても混乱するだけだろう。

民主 (Democratic)

「政治を国民の手に取り戻す」という民主主義の大前提を掲げるみんなの党なら、「民主」が党名につくのも当然なはず。

でも残念ながら、野党第一党が民主党Democratic Party of Japan, DPJ)だ。自由民主党や、日本社会党から改称した社会民主党(Social Democratic Party, SDP)など、「民主」がつく党は現在でも多い。

国民 (National, Nationalist, People)

「国民のための政治」を標榜するのなら、民主より「国民」のほうを掲げた方が良いかもしれない。

ただし、郵政民営化反対で自民から離党した国民新党People’s New Party, PNP)が既にあるのでやっぱり混乱のもと。ちなみに国民新党に「新」がついているのは、志良以榮氏が設立した国民党(Japan Nation Party)とやはり混同する恐れがあるからと思われる。

大衆 (Mass)

民主や国民より、「大衆」という名前にすればより多くの国民に訴えかけられるかもしれない。

ちなみに「大衆」をつけた政党には、沖縄県の地域政党である沖縄社会大衆党Okinawa Social Mass Party)がある。既に使われているということもあるが、渡辺新党の名前をつけるにあたって「政党の中身を示した政党名か」と言われると、「大衆」というのは合わない気がする。

改革 (Reform, Renewal, Renaissance)

構造改革を推進するんだから、党名にズバリ改革が入っていても良さそうなものだ。

だがしかし、既に改革クラブJapan Renaissance Party)なんて党が2008年に出来ている。ぶっちゃけ民主党と自民党の狭間にいるような人たちの集まりだ。

新党 (New Party)

日本を新しくしたい、という意気込みをそのまま党名に反映すれば、「○○新党」や「新党○○」というのが思い浮かぶ。

これには、田中康夫代表の新党日本New Party Nippon, NPN)や、北海道の地域政党である鈴木宗男代表の新党大地New Party DAICHI)、国民新党などが既にある。また細川護煕氏が1992年に立ち上げた日本新党Japan New Party, JNP)や保守新党New Conservative Party, NCP)なども以前あり、ぶっちゃけ「新党」という名前は既に使い古された感がある。

進歩 (Progressive)

日本をさらに発展させる、という点では「進歩」という名も考えられる。

ちなみに日本では過去数回「進歩」の名のつく政党が存在した(Wikipediaを参照)。おそらく有権者が混乱することのない名前だろうが、ちょっと地味なのと、英語にすると次項の「革新」と区別がつかないのが厄介だ。

革新 (Progressivism)

文字面から言えば、「新しくあらためる」のだから合っている気もする。

しかし、政治分野で「革新」というと、多くは社会民主主義や社会主義、共産主義などの左翼と同義として扱われるため、基本的に中道右派である政策の渡辺新党には適さない。

保守 (Conservatism)

かといって対義語の「保守」というのも、既存の利権を打破する姿勢からすると微妙だ。ちなみに以前保守党保守新党(どちらも英語でNew Conservative Party, NCP)という党も存在した。

と、ここまでずらっと見てきましたが、なんかピンと来そうな名前がないという事実に気づきます。ぶっちゃけどの名前も使われてしまっているんですよね。「みんなの党」という命名は、ひらがなを使うという物珍しさで注目を引き、語呂の良さで覚えてもらえ、『あなたたち国民のためを考えている党です!』というアピールも出来る、ベストな党名なのかも知れません。一部選管は対応に追われていたりするようですが・・・。

と、ここまで党名だけで引っ張ってきましたが、政策の中身も実は良いらしいです。とりあえず日経ビジネスオンラインの連載で、吉田鈴香氏は独立行政法人、公益法人の改革に言及した唯一の政党と高く評価しています。言論プラットフォーム・アゴラでは池田信夫氏が注目していたりするし、「泡沫政党」「ミニ政党」と片付けるにはまだ早いようですよ。

取り敢えず、「自民VS民主」という二大政党の構図だけでなくて、その他の各政党の政策も吟味して選挙に臨みたいところです。

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