ベートーヴェンの交響曲第4番を東工大OBオケで演奏することになったので練習しているのですが、この曲の特に第1楽章が、以前演奏したマーラーの交響曲第1番(巨人)に似ている気がしてなりません。
持続音での下降の動機
こちらがベートーヴェンの交響曲第4番、第1楽章の最初の部分の譜面。管楽器がB♭のロングトーンをppで吹いている最中に、弦がG♭→E♭ → F→D♭ → E♭→C → D♭→B♭と3度の動機(的な何か)を奏でる。
こちらはマーラーの交響曲第1番「巨人」、第1楽章の最初の部分。弦楽器がAのフラジオレットの持続音をpppで奏でている最中に、木管楽器がA→E → F→C → D→B♭という4度の動機を奏でる。
牧歌的なテーマ
またもやベートーヴェンから、提示してちょっとゆったりめになったあたりでファゴットから始まる牧歌的なC A B♭ G F→C→F→G→A→B♭→Cというメロディ。
こちらはマーラー、転調してテンポが早くなったあたりのチェロから始まるD→A→D→E→F♯→G→Aというこれまた牧歌的なメロディ。
このメロディを3度上昇させると、ベト4の先述のテーマ後半とぴたりと重なる。
まあ自分が見つけた類似点はこんなもんです。「そんなの似ている範疇に入らねえよ」と言われればそうかも。そんなこと言ったら他にも似ている曲はいくらでもありそうだし。でも以前やった曲と意外な共通点があったのを見つけられたのはやっぱり面白いね。