とにかく疲れた。本番が上手くいったとか下手こいたというより、心も体もくたくたになった。コッペリアとマラ1はそんなかんじでした。
当日は10時に起きて、まず高校の吹奏楽部にゲリラ的にチケットを渡してから集合場所の池袋西口公園へ。提出書類にハンコを押して、東京芸術劇場の事務所に提出。楽屋や入口の鍵をもらい、いち早く大ホールへ。ホール内に入ったときにやっと「本当にココでやる日が来たんだ・・・」と感動しました。が、そんな気持ちに浸る間もなく打ち合わせ。鍵を楽屋責任者に渡してリハーサル準備へ。このあたりで自分の渉外的仕事の前半は終了。
posted by (C)B4たかし
リハーサルで、芸劇大ホールが予想以上に響くことを知りました。というか響き過ぎ? あとリードが多少重くなったのは、ホールが地上7階に存在してることも関係あるのかな? ともかく今までの練習での吹奏感と少しズレがあったので、マーラーで失敗しないように、コッペリアとリードを使い分ける作戦に。3楽章のソロは「ピッチが高い」とコンバスの人やトレーナーの先生に言われました。
で、あっというまに本番。コッペリアは実は良く覚えていません。多分フルートとクラリネットが上手くいったからだと思います。多分。マーラーの1楽章冒頭は多分上手くいってました。3楽章は自分的には不満が残る結果になりました。音程はリハーサルよりは合ってた気がするけど、なんか息吸うタイミングも間違えてしまうし、音が何度もかすれちゃうし。1・2楽章で力を使いすぎたのが原因かなあ、と今なら分析できるのですが。そんなモヤモヤを吹き飛ばすべく4楽章は兎角「楽しく吹く」ことに専念しました。どーせソロで緊張するところもないんだからドカーンと。そしたら金管が自分の想像以上にドカーンと行ってました。
ソロが不本意な微妙な出来になった不満感と、それでも最後まで曲が纏まったと言う達成感とで、最後に泣いてしまいました。後悔はしていません。
でも楽屋でいつまでも感傷に浸っているわけにもいかないのでとっとと片付け。自分が渉外だから残らないといけないとはいえ、他の木管メンバーがとっととレセ会場に移動してしまったのは憤慨です。怒ってましたよ、金管が、というより現・新副団が。そして楽屋をなかなか空けてくれない指揮者さんにも憤慨。まーいいんですけどねー。
その後レセプション会場で飲んで食べて、船橋のM邸で夜を明かし、昼頃起床して大学に楽器を置いて帰りました。
まとめ
演奏が終わった後、何人かから「3楽章のソロ良かったよ」と言われました。上の通り、自分ではイマイチなんですが、そうか、良かったのか・・・? 後でDVDが届けられたら改めて聞いてみよう。
思えば去年の冬定のレセプション会場にて、新インペク&弦セクリから「未だ決まってないのはヤバくね?」と嗾けられ、藁をもすがる思いで最初に電話をかけたのが東京芸術劇場。「2007年のクリスマスだけ空いています」という返事がなければ、広報に全席指定という無茶振りをすることも、チケットシステムの構築と言う作業をK林が無茶振りさせられることも、(結局ほとんどしませんでしたが)その補佐を自分に任されるという無茶振りもこなかったでしょう。
一度決まった曲目を全部決め直すという前代未聞の事態も起きましたが、今にして思えばマーラーを演奏することになってよかったのかなあ。パートによっては負担がめちゃくちゃ増える転換でしたが、最後の方では多くの人がマーラーの虜になってたし(マラリアとも?)。大変だったけど楽しかったよ。
一番負担が増えたのはFg.2ndの彼女か。1年生でメインの2番に乗せるのもかなり勇気の要る決断でしたが、自分の思っていたより遥かに上達速度が早くて安心しました。先輩の技量と後輩の上達度にはあまり相関関係がないようです。何はともあれ、おつかれさま。