「明日の神話」渋谷マークシティでついに公開!

9月に設置工事が開始されていることを書きましたが、ついに今日、一般の人の目に触れることとなりました。

岡本太郎が約40年前に描いた巨大壁画「明日の神話」(縦5.5メートル、横30メートル)を、東京・渋谷駅前の複合ビル「渋谷マークシティ」の連絡通路に設置する工事が終わり、17日に一般公開された。

除幕式を感無量で見届けた一人が、プロジェクトを統括した平野暁臣・岡本太郎記念館長(49)。太郎の秘書から養女になった岡本敏子さんのおいにあたる。「長い旅がようやく終わった」と3年前の春に思いをはせた。

「明日の神話」は今後、新しい渋谷の待ち合わせスポットとして人々を刺激しそうだ。「若い人たちの野心や想像力を高める存在になってほしい」と願っている。



TOKYO MXで、壁画の設置場所の選定や設置工事の模様を振り返っていました。そうか、14分割しても壁画が大きすぎるから、連絡通路の窓ガラスを取り外してそこから搬入したのか。そりゃ大工事だ。

常時警備員を設置すると言うことだけど、通行人は、この巨大な壁画を直に見ることが出来る。そう、囲いが一切無いのだ(エスカレータから直に手を伸ばせる箇所にはさすがに透明なパネルを取り付けているが)。傷がつけば、俺が自ら直してやるという発言のように、岡本太郎氏は作品をガラスごしで展示されることを非常にいやがったらしい。そうでなけりゃ、こんな電車が背後を通り、外気に晒されるような(一応室内だけどね)場所は「展示に向かない」と展示を断られたでしょう。

でも、渋谷という東京のど真ん中、広い公共の場所で多くの人々に見てもらえる(ハチ公前交差点の反対側、Q-FLONTなどからも確認できるほど)この場所は、「岡本太郎作の」「明日の神話」という壁画にとっては「最も展示に適した」場所なのでしょう。

というわけで、明日の神話は今日から(多分)永久に公開されます。

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