「明日の神話」渋谷マークシティ連絡通路への設置工事が始まる

「明日の神話」は、原爆の炸裂の瞬間をテーマにした、岡本太郎による縦5.5m×横30mの巨大壁画です。1960年代後半にメキシコに建設されるホテルのために制作されていましたが、諸々の事情により行方不明になっていました。2003年9月にメキシコ国内の倉庫で発見され、日本に運び出されてから修復作業を施されていました。

2006年7月に日本テレビで展示された後、「太陽の塔」がある大阪府吹田市や被爆地の広島・長崎などが永久保存の場所として名乗りを上げていましたが、通行量が多く多くの人の目に触れる・岡本太郎記念館が青山にある・施設建設の費用が不要である — などの理由から、渋谷マークシティの連絡通路に恒久設置されることが今年の3月に決定しました。

そして、その壁画の設置工事がいよいよマークシティで始まりました。

前述の通り、「明日の神話」が設置されるのは渋谷マークシティの連絡通路、JR渋谷駅の玉川口から京王井の頭線への改札口へむかう広い通路の左手に聳えるでっかい壁です。通路の北側はガラス張りになっていてハチ公前広場や渋谷駅前交差点(Q-FRONTや109-2が面してる、おそらく日本一有名なスクランブル交差点)が見渡せるのですが、南側は銀座線の引き上げ線が通っているためかノッペラボウの壁でした(マークシティモールのセールの広告が出ることもありましたが)。

巨大な壁があり通行量も多いのにいまいち活かせていなかった場所でしたが、「明日の神話」というモニュメントによって新たな渋谷のスポットとなりそうです。



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