東工大附高校の前教頭がPTA会費を着服、諭旨解雇処分に!

自分の母校でもある東工大附高校の前教頭が、PTAの会費を121.6万円着服したことが明らかになり、諭旨解雇処分となったそうです。

PTA会費を着服していたのは、東京・港区の東京工業大学附属科学技術高校の58歳の前教頭です。高校を設置している東京工業大学によりますと、前教頭は去年、保護者から集めたPTA会費を預かっていた通帳と印鑑を使い、勝手に引き出すなどして120万円余りを着服していたということです。4月に就任した後任の教頭が、PTA会費の収支が合っていないのに気づき、問いただしたところ、着服を認めたということです。前教頭は「着服した金は生活費に充てた」と話し、全額を返還したということです。大学は、前教頭を4月30日付けで諭旨解雇処分にしました。

「懲戒解雇」ではなく「諭旨解雇」ということで、退職金は支払われるようです。

全額返還されたことなどを理由に刑事告訴しない方針で、同大は退職金は満額の約7割を支払うという。

同大によると、男性は06年4月?今年3月、教頭とPTA副会長を務めた。昨年10月、自分が管理する銀行口座から引き出した計100万円と、口座に入金しなかった21万6000円のPTA会費を着服した。

昨日の東工大ウェブサイトに既に「職員の不祥事について」というNEWSが載っていたのですが、まさか附属高校の先生がPTA会費を自分の袖の下にしまい込んでたとは知りませんでした。

東工大附属高校は、校長は東京工業大学の教授が着任するのですが、大学での研究や授業もあるため附属高校に居るのは週に1回ほど。そんな多忙な校長にかわって、教頭は「副校長」と呼ばれ、実質的に附属高校のトップを担います。

その副校長は、2年くらいの周期で附属高校の教官の中から選ばれるわけですが、聞くところによると今年度は附属高校の外から呼ばれたらしい。どういう意図かはわかりませんが、もしかしたら前副校長の良からぬ噂を聞いて送り込まれた潜入捜査官!? というのはさすがに勘ぐり過ぎですが、ある意味閉ざされた学校(公立学校と違い、教員は基本的に赴任したら定年まで教壇に立ち続ける)で外部の空気を取り入れようという試みが功を奏した結果となってしまいました。

自分はこの先生に一回だけ教わったことがあります。1・2年の時には担当にならなかったのですが、3年のはじめで最初の回だけ出席した3年の数学IIIのHクラスの担当でした。で、あまりのハイレベルさに、次回からNクラスに変更したので、この1回だけ。まあ今回の事件と関係ないですね。

そいえばこの先生は、当時の生徒からの評判は良くなかったっけ。「生徒がうるさいのに腹を立てて授業を放棄して帰ってしまう」こともあったとか。まあこれも今回の事件と関係ないですね。

ところで自分の親がPTAに名を連ねていた関係で、今回事件を起こした先生とも面識がありました。というか自分より話した回数は多いでしょう。別にフツーの良いおじさんという感じだったらしいですけどね。「副校長を辞めたから歓送迎会に呼ぼうか、いや定年じゃないしまだ高校に残っているからいいか」とか話してました。まさかこんなことで高校を辞めることになるとは・・・。

ちなみに現在の東工大附属高校のウェブサイトからこの教諭の名前は削除されていますが、Googleのキャッシュページには残っています。というか対応早いな・・・。

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