国立大学の前期試験日程のために大学構内に入れないので、ついでに運転免許の更新に行ってきました。
バスで府中運転免許試験場に向かい、更新の手続きに従って窓口をあっちこっち移動しました。窓口で申請書を貰って証紙を買って、目の検査を済ませて暗証番号を入力して、気付いたら写真撮影を終えて講習室に入室していました。ここまでの手続きはあっという間だからか、その後の講習がかなり長く感じられました。初回更新者講習なので2時間、法改正で免許証にICチップが導入されて本籍が印字されないとか、飲酒に関して厳しくなったとか、運転時のケータイは持っただけでNGとか。30分くらいは里見浩太朗主演のビデオ、うわー飲酒轢き逃げって怖いわー、と。
それにしても、平日しかも初回・違反者講習は一日に6階も行われているのに、150人くらい同時に講習を受けました。やっぱり運転免許っていろんな人が持っているんだなあ、と実感。
講習の後、いよいよ免許証交付!・・・とすんなりいけばよかったのですが、交付所の電光掲示板が壊れていたせいで30分くらい無駄に待ってました。自分の他にも10人くらい待ってた人居たなあ。
さて、そんなこんなで免許を更新しましたが、今回の更新で「普通免許」から「中型免許(限定付き)」に変わりました。
これは平成19年6月2日に施行された道路交通法によるものだそうで、今まで普通自動車でも特に5トン以上の車での事故が多かったので、大型自動車との間に新たに「中型自動車」という区分を設けたそうです。といっても、今まで普通免許だった人は今後も同じ車(定員10名以下、車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満)を運転できます。今から普通免許を取得すると車両総重量5トンまでの普通自動車しか運転できないから、なんか得した気分だ。
じゃあ今までの普通免許を持ってる人は、中型免許になること以外に何にも変わらないかというとそうでもないそうで。
- Q.12 中型自動車を放置駐車した場合、放置違反金は大型自動車と同額になるの?
- A 大型自動車と同額になります。また、交通違反の反則金についても、中型自動車は大型自動車と同額になります。
まあ、「厳しくしよう」っていう流れなんだからそりゃそうなるよね。詳しく調べてないけど、講習のときに10倍くらい罰金が違うとか。まあ払わないに越したことはないので、罰金額や懲役年数まで把握したくないね。
中型免許関連で検索したらExcite Bit コネタの記事が。運転免許の歴史をひもとくと、昔にさかのぼるほど緩かったらしい。
似たような話は過去にもあった。筆者の父親は40年以上前に二輪の免許をとった。125ccのバイクで試験を受けたそうだが、当時は「小型」「中型」「大型」の区分がなかったため、全てのバイクを運転できる免許をもらったという。現在、「大型二輪」は難関免許のひとつ。若い人には羨ましい話に違いない。
ここでついでに、過去の運転免許の歴史を調べてみた。『警視庁交通年鑑』から、こんなことが分かる。
- 昭和35年頃まで、原付(125cc以下)は免許がいらず、許可を得れば14歳でも運転できた。
- 昭和43年まで、軽自動車(360cc以下)の免許があり、16歳で運転できた。
- 昭和46年まで、普通免許でマイクロバス(29人乗り以下)が運転できた。
14歳で原付に乗れたとは。これが現在だったら、街が中学生の原付であふれてしまいそう。
いやー時代の流れとはいえ、原付が免許が要らなかったとは。そいえば昨今は「自転車も免許制に」とか騒がれてるっけ。今使用してる側からすれば勝手が悪くなってたまったもんじゃないけど、ゆくゆくはそれが普通のことになってしまうのでしょうか。
- 警視庁 運転免許
- 更新手続き
- 試験場での更新 – 講中開始時刻なども
- 中型自動車・中型免許の新設について
- 更新手続き
- Excite Bit コネタ : 更新で「普通免許」が「中型免許」に変わる?
- JTA 全日本トラック協会
- b4log : 免許取得