前回まではテレビニュースにも名前くらいしか出てこないミニ政党(政治団体?)を批判してきましたが、今回は社民党です。
自分はなぜか社民党が生理的に好きになれません。おそらく福島党首のような女性的な細い声(って言うとまた怒られるのでしょうか)を張り上げて頑張っているのが見ていてつらいことが原因だと思います。「市民の味方」をアピールしているのでしょうが、頼りなさが前面に出ている気がするのですが。
そして過剰にまで女性の味方をする発言の数々。女性の立場の発言が多いのは結構ですが、柳沢伯夫厚生労働相が「2人以上の子どもを持ちたいという健全な希望」と発言したことについて福島社民党党首が「女性不在、また頭数で(少子化対策を)言ったことに強く抗議する」
と発言してます。じゃあどうやって少子化対策してきゃ良いんだよ、と突っ込みたいです。出生率が2を上回らなければ人口が減少するんだから、2人以上生んでくれなきゃ困るんですよ。対策の取り方は様々あるにせよ、目的はそれしかないんじゃないの? ただ批判してみたかっただけじゃないの??
そして一番問いただすべきなのは、村山内閣の時に発生した阪神・淡路大震災の対応についてです。「対策が後手後手にまわった」と言われますが、この手際の悪さは「虐殺」とも言われるほど。
村山富市とブサヨプロ市民による、阪神大虐殺の記録
- 05:46 地震発生
- 06:00 村山起床。テレビで震災を知る。
- 07:30 村山総理に一報
- 08:45 村山「万全の対策を講ずる」とコメントを発表。
- 09:18 村山、廊下で記者に「やあ、大変だなあ」、視察はしないのかとの質問に「もう少し状況を見てから」とコメント。
- 10:00 村山、月例経済報告終了後廊下で、記者の「北海道や東北と違い今回は大都市での災害だが、対策は?」との質問に「そう?」とコメント。
- 10:15 中部方面総監部、自衛隊災害派遣出動命令(村山の指示で3000人限定。到着は2300人)
- 11:00 村山総理、「二十一世紀地球環境懇話会」出席。「環境問題は国政の最重要課題の一つとして全力で取り組んでいく」と発言。
- 11:15 非常対策本部設置(本部長・国土庁長官の小沢潔)
- 11:30 非常対策本部第1回会議
- 12:00 新党さきがけ高見裕一、現地から官邸に電話。自衛隊増員要請するも、村山「高見は大げさだ」と冷笑
- 12:00 政府与党連絡会議中、五十嵐官房長官が村山に「死者203人」と報告。村山「え!?」と驚愕。
- 14:07 村山総理、定例勉強会出席
- 16:00 村山総理、地震後初の記者会見。「関東大震災以来、最大の都市型災害だ。人命救助、救援の万全を期したい」、「近く現地入りする」(初めて現地入りを明言)。5分で終了。
一報が入ったのがその日の7時半で、緊急記者会見は16時になってからという呑気さ。この会見の後も米軍の救援活動の申し入れを断ったりしてます。迅速な救護活動を行っていれば6500人もの死者をださなかったかもしれません。ちなみにダイエーやセブン-イレブンなどの企業は地震発生3時間以内に救援物資のヘリ空輸を始めています。
さらに問題なのは、これらの問題を起こした当人達の責任意識が全くない事です。
国民保護は地方自治から 2007/1/19 カエルニュース第253号
(前略)阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。日本の場合、自衛隊は軍隊ではないし、国土保安隊として出発し、防災のたねにも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに、である。
社民党の衆議院議員阿部知子のホームページ(掲載された頃のキャッシュ)に掲載されたメルマガです。本当に「お前等が言うな」といいたいです。自衛隊を出動させるのは他でもない首相、文民統制だからその場で勝手に活動する事は出来ないんですよ、と。その後釈明していますが、結局手際の悪さを認める事はしてません。
昨日の記事で「9条ネットに入れるくらいなら共産党に」と書いて社民党を挙げなかったのは、これらの事柄から社民党が信用できないからです。政府の年金問題の不手際を責めるなら、12年前の不手際について素直に認めてはどうですか。憲法改正は不要だと言いますが、日本に社民党は不要です。