石見銀山が世界遺産に登録、その裏で

石見銀山が世界遺産に登録されたそうです。と言ってもいままで良く知らなかったんですが、5世紀もの歴史ある鉱山なんですね。

さて、登録された世界遺産もありましたが、登録を抹消された世界遺産もあります。オマーンにある「アラビアオリックスの保護区」です。

砂漠地帯のジダット・アル・ハラシース平原に野生種が絶滅したアラビアオリックスを野生に近い形で放し飼いにしたそうです。しかし密猟等で頭数が減ったばかりか、保護区の設定区域の90%を削減して資源開発することを政府当局が決めたため、世界遺産条約が1975年に発効して初めての登録抹消となりました。

保護区が10%にまで少なくなってしまったら、そりゃ自然遺産とは言えませんよね。でも極端な話、日本の他の遺産に観光客がどしどし押し寄せて景観が破壊されてしまったら、世界遺産としての価値がないと見なされてしまうかもしれませんね。世界遺産として登録されたその後が肝心です。

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