中学校で講演会

自分の出身の中学校で、講演してきました

講演と言っても、中学2年生に社会人や大学生の生の声を聞いてもらって、進路の参考にしてもらおう、という企画です。その企画に自分が「講師」として呼ばれたわけです。

校長室で先生や他の「講師(自分も含めて7人)」と打ち合わせし、食堂で顔合わせした後、講師ごとにそれぞれの教室に行って7〜8人とディスカッション形式で30分ほど話し合いました。

中学は科学部で、受験する高校を最終的に決めたのは11月頃(やや遅め)だとか、高校で吹奏楽部に入りトロンボーンをやり始めたとか、そこで国立大学附属高校では初となる附属校優先推薦受験したこと、大学では高校から引き続き機械を学んでいること、おそらく大学院まで進むこと・・・等を話しました。多分。

高校の進学先を決めたのは、見学会に行った某私立高校の司会の教師の天狗っぷり(新築校舎とか設備の自慢ばっかり)に飽き飽きして、その帰り道にもう一校を見学したところ校舎のオンボロぶりに惚れたからなんて逸話も話しました。でもよく考えればその場の衝動で決めたのは良くなかったかも。自分だけじゃなく親も同感だったようだし、結果的に自分にあった高校だから良いのですが。

あとよくある話かもしれませんが、高校側が配る触れ込みやパンフレットも過信してはいけないということも。自分の高校のパンフレットも、2割くらいは嘘がまじってたり。吹奏楽部は外で練習しませんし、音楽の授業でホルンは使わないし。ま、昨今の未履修問題に比べれば屁のようなもんですが。

そんなことを話してると、30分なんてあっという間です。中学生達にとって有意義な時間になったかは疑問ですが・・・。もっと為になるような話でも話せれば良かったのですが。

自分にとっての収穫もありました。一つは中学の科学部がどうやら潰れたこと。「どうやら」というのは、生徒に聞いてみても正確な情報が得られなかったのです。そのくらい陰の薄い部活動だったんでしょう。実際自分が所属してるときもそんなかんじだったし。それなりに頑張ってたんだけどね、ハードの制約はしょうがない。

もう一つの収穫は、自分自身の進路が全く定まっていない、と自覚したこと。今回講師にきた他の人は、春から写真家や消防士、それに大学生兼女社長(!)等々、ばりばり社会で活躍する人たちばかり。それに控え自分は、機械と言ってもどの分野を専攻するのかさえ決まってないし、就職先なんて全く考えていない(4年先のことだから仕方ないかもしれないけれど)、単に大学というモラトリアムを学費を払って過ごしている臑齧り野郎なのだ、と認識しました。

中2の生徒に進路を考えてもらうつもりが、自分の進路について改めて考えさせられてしまった・・・と、中学校から貰った薄謝を握りしめながら思う、B4たかしでした。

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