昨日に引き続き演奏会に行ってきました、Einfältige Musikanten(アインファルティゲ・ムジカンテン、通称カンテン)の第9回定期演奏会に。ただよく考えると、タイトルの「社会人オケ」というのは適当でないかも、というのも(現役の東工大オケ楽団員、ではなくて)東工大オケの現役の学生がかなりの人数(木管パートだと過半数?)出演していたので。
モーツァルトのフィガロの結構とピアノ協奏曲第24番、そしてシューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレート」でしたが、どれも力強くて素晴らしかったです。フィガロなんて弦よりファゴットの方が音がでかいんじゃないかと思うくらい(褒め言葉です)。グレートは生演奏は初めて聴いたのですが、表情豊かで楽しい曲ですね、主題の繰り返しが多くてちょっと長いですけど:-)。
大学を卒業して社会人になっても楽器を続けるのはやはり大変なことなんでしょうか。平日は会社で働いて、土日に楽器を吹いて練習して、オーケストラの曲をつくりあげるというのは、書いてるだけでも並大抵の努力では出来ません。いや、一つ一つはそんなに難しくはないかもしれませんが、このスケジュールだと休息の日がないですし。
京大オケ(昨日サントリーホールで東京公演を行ったそうです)やワセオケ(今日のパンフレットにチラシが挟まれていました)のような超活動的なサークルに所属しているわけではないし、音大生や芸大生のように年中無休で音楽活動に関われるわけではないですが、学生である4年間(多分修士まで進むので6年間、あるいはもっと)の期間はおそらく人生の中で最も演奏者としてオーケストラに深く関われる時間だと思います。だからこの貴重な時間を無駄にしないよう、精一杯努力しようと思うんですよ。
ところで今大学オケのウェブサイトをぶらぶら覗いていたら、東工大オケの1925年創立というのは、大学オーケストラの中では、ワセオケ(1913)や京大オケ(1916)、一橋オケ(1919)、明オケ(1923)に次ぐくらいの歴史の長さなんですね、ていうか明オケの創立者って東工大オケと同じ尾原勝吉さんだったんですね、知らなかった。とりあえずウェブサイトの見やすさ・シンプルさ・解り易さでは東工大オケが一番だよ、と無駄なとこで自慢しておこう。