B4たかしはまだ消耗する生活を続けるようです

一週間ほど遅れましたが、29歳になりました。当日はTwitterやFacebookなど、様々なおめでとうコメントをいただき有り難うございます。

そんな誕生日に私は何をやっていたかというと、午前中は栃木県に2つある献血施設のうちの1つである血液センターで成分献血をやってきました。16歳の誕生日から続けている恒例行事です。

献血をするとどこの献血ルームでも何かしら景品がもらえるのですが、今回はインスタントラーメンのほか、栃木県ご当地キャラクター「まろにえーる」のクリアファイルを貰いました。

その後は寮に帰り、ヒネモスのチラシ第2版のデザインと発注を行っていました。ヒネモスのチラシは既に配布を開始しているのですが、それはオモテ面のみ、曲目も未確定のものは載せていなかった第1版。曲目が確定し、裏面の演奏会案内と新たな指揮者の写真も載せたものを、挟み込みスケジュールに滞りなく担当者に手渡すため、この日までに作る必要があったのです。

出勤日の金曜と家での作業を行っていた土曜を挟んで、日曜は演奏練習でした。午前は先述の吹奏楽団、ヒネモス・ウインド・オーケストラへ、午後は3回目の公演である交響楽団「ワルプルギスの夜」の初合奏へ。第3回公演にして初の『[新編]叛逆の物語』の曲も含め、魔法少女まどか☆マギカ映画版の曲をフルオーケストラで演奏する予定です。

どちらもこの春に本番が予定されている楽団で、私はこの他にも2団体の本番が予定されています。

Hynemos Wind Orchestra 第8回定期演奏会 チラシ第2版
Hynemos Wind Orchestra 第8回定期演奏会 チラシ第2版
Hynemos Wind Orchestra 第8回定期演奏会
2016年4月17日(日)13:30開場 14:00開演@ルネこだいら 大ホール

今回のテーマはロシア、といってもチャイコフスキー「1812」などではなく、ミャスコフスキー「交響曲第19番」、ショスタコーヴィチ「ステージオーケストラのための組曲(旧称:ジャズ組曲第2番)」など、巷の吹奏楽団とは全く違う選曲なのはヒネモスならでは。リムスキー=コルサコフ「クラリネットと吹奏楽のための協奏曲《コンツェルトシュトゥック》」で、岡田渉監督の吹き振り(ソロを吹きながら指揮もする)も初披露されます。

武蔵野室内合奏団 第14回定期演奏会 チラシ
武蔵野室内合奏団 第14回定期演奏会 チラシ
武蔵野室内合奏団 第14回定期演奏会
2016年4月24日(日)13:30開場 14:00開演@杉並公会堂 大ホール

私はブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」にエキストラとして参加します。この曲をやるのも何度目でしょうか。メイン曲はベートーヴェン「交響曲第2番」というのも渋い選曲です。

Louis Brass 2016 チラシ
Louis Brass 2016 チラシ
Louis Brass 2016
2016年4月30日(土)13:30開場 14:00開演@ウェスタ川越 大ホール

知り合いに誘われて参加することに。団名の「ルイ・ブラス」の「ルイ」は指揮者である小塚類さんのことだそうです。中央大学吹奏楽部のOBが母体だそうです。ショスタコーヴィチ「祝典序曲」、リード「アルメニアン・ダンス全曲」と吹奏楽の中でも硬派な(?)選曲です。

交響楽団「ワルプルギスの夜」 「ワルプルギスの夜の夢」《再臨編》
2016年5月1日(日)夜公演@ミューザ川崎シンフォニーホール

「魔法少女まどか☆マギカ」の劇伴曲をフルオーケストラで演奏する企画第3弾。今回の対象は[前編][後編][新編]の映画3作品です。第1回公演(八王子)・第2回公演(尼崎)ではテレビ版のアレンジでしたが、今回は映画の方を元としているため、編曲も変わっています。そして[新編]の曲も増えていて、総演奏時間だけで2時間を超えるボリューム。聴き応えはありそうですが、演奏する方も大変。

22日間の間になんと4つの本番が入ってしまいました。我ながらこれほどの本番をこなせるかちょっと不安であります。いや、多分大丈夫だろう、という見込みで引き受けているわけですが。

3月・4月は同じ日に3団体の練習が午前・午後・夜間と連続であったりと、忙しい日々が続きそうです。練習会場が近くにあれば良いんですが、午前は墨田区、午後は武蔵野市、夜間は八王子市に移動、なんて日もあるので、練習だけでなく移動も大変です。

移動といえば、私は那須塩原市に在住しているため、朝の6時に出発し9時からの練習に合流、午前午後夜間の練習を21時に終えて、家につく頃には深夜1時を過ぎる、ということも。コントラファゴットを運搬する必要が有るため、自動車を運転する必要が有るため、移動の時間も休むことは出来ません。

じゃあ普段の平日、仕事の方は暇なのかというと、そんなことはなく。工事現場に詰めていたころよりは負担度は減りましたが、社内ワーキングに共同研究に特許の合間に実験準備と、昨年度よりも任されてる仕事が増えている気がします。いや、多分気だけじゃなく絶対的に増えています。4年目ですし歳相応に任されているだけだとは思うのですが、部署内の人数が足りないままずっと来ていて、仕事をこなすのにアップアップな状況がずっと続いている感じです。

仕事も趣味に24時間365日追われている感じで、とても心が休まる気配がありません。楽団での運営も負担し、部署内での人間関係も決して万事問題なしというわけでもなく―ー心も懐も、それなりに消耗している現在です。

ではこんな消耗生活が嫌だというと、実はそうでもないのです。土日の練習のためにクルマで移動は確かに肉体的疲労と金銭的負担を伴いますが、それを補って余りあるだけの楽しみが、仲間たちとともに音楽を作り出すという、ほかでは体験し得ない楽しみがあるのです。平日の仕事であっても日々わからないことが幾度も出てくる研究開発という内容ですが、その作業を経ることでいままで世界でわからなかった事柄が判明する、という歓びは、他の何にも代えがたいものです。

まだ東京で消耗してるの?」というブログを運営されている、イケダハヤトさんという方がいらっしゃいます。この僅かばかり挑発的なブログのタイトルに込められているのは、「東京でサラリーマン生活で日々の仕事で精神を消耗するぐらいなら、地方に移り住んでブロガーとして自由気ままに生活する方法もあるよ?」という意味…だと思います。多分。ちゃんとした理由はイケダハヤトは高知県に移住します。ブログタイトルを変えました→ : まだ東京で消耗してるの?に書かれていると思います。

イケダハヤトさんはそう提唱してるけれども、私はまだ関東近辺で消耗する生活を送ろうと思います。イケハヤさんには悪いけれど、消耗する生活も悪く無いと思うのです。確かに消耗しすぎると体を壊してしまって二度と再起不能に陥るかもしれません。けれど、身体を、頭を消耗して、そうまでして作り上げるものがあって、それが素晴らしいと心から思えるのであれば良いんじゃないかと思います。

ですのでタイトル通り、「B4たかしはまだ消耗する生活を続けるようです」。この生活が40歳・50歳まで可能だとは思いませんが、もうちょっとだけ身体に鞭を打って楽しむ生活をしたいと思います。

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