新年度になり、4月から社会人1年生、研修が始まりました!という人も多いんじゃないでしょうか。
新社会人に関するネットの記事もいくつか目に入ってきました。
- 今年の新人、「ゆとり型」と「熱血型」で混乱必至 :日本経済新聞
- 大企業で働くために必要な3つのこと -【はてなの風景64】 – はてなニュース
- この春就職した社畜予備軍のみんなへ。仕事をする上で本当に大切な7つのこと。 – マネコン!
- 新社会人の人が留意すべき事項
「よっしゃ!それじゃ社会人4年目のオイラもなんか言ってみるか!」と、意識高い()社会人の真似をしてみようかとも思いましたが、よくよく考えてみると、そんな大層なことを言えるような立派な社会人でもないことに気づきました。
「社会人としてどうあるべきか」ということを語るには、学生と社会人の違いをきちんと把握していないといけないわけですが、どうも自分の生活スタイルからして、学生と社会人の違いがはっきり分けられないのです。
学生と社会人の違いが曖昧、という点には以下が挙げられます:
- 趣味の音楽は継続している
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大学から始めたファゴットとコントラファゴットですが、大学オーケストラを引退した後はアマチュアのオーケストラや吹奏楽に所属したりエキストラ出演したりしています。
「学生だから演奏活動を続けられているけど、社会人になったらそれも難しくなるのではないか…」とも思いましたが、そんなことなかったです。演奏曲目のページから、大学オケを引退した2008年度以降の出演数をカウントしてみると…
- 学生時代:
- 2008年度:10公演
- 2009年度:10公演
- 2010年度:7公演
- 2011年度:9公演
- 社会人時代:
- 2012年度:10公演
- 2013年度:11公演
- 2014年度:9公演(未記載の2公演を含む)
平均して一年に10公演への出演と、ほぼ変わらず推移しています。勿論演奏会の規模が違うものもある(結婚式の余興で小品を1〜2曲と、演奏時間合計2時間の演奏会もひっくるめて1公演として数えています)のですが、そうだとしてもそれほど変わらないですね。ちなみに2015年度は現時点で8公演への出演は決定しています。
学生の頃に比べ、練習に割ける時間は少なくなりましたが、全体リハーサルの前に個人練習時間を入れるとか、曲をより聴きこむとか、時間の使い方を工夫してなんとかやりくりできていると思います。
- 学生時代:
- 研究開発は継続、というか拡大
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学部と大学院で所属した研究室で研究生活を送り、社会人になったら設計や営業や施工管理や生産管理の職種になるかもしれないから、研究はもう出来ないだろうな…と思っていたのですが、去年は2つの学会に参加したりと、わりと研究者っぽい生活になっています。
会社の研究所に所属することは最初から希望していたわけではありませんが、以前の1年間続けていた施工管理職からたまたまこちらに異動になりました。「もう現場はいやだお…」と上に言ったらわりと早くその希望がかなって、こちらが吃驚したぐらい。
大学にいる頃はお世辞にもマジメな研究活動を行ったとは言えないようなダメ学生でありました。よくぞ先生は私の修士課程を修了することを認めてくれたものだと思います。そんなお恥ずかしいような修士論文でしたし、学会への参加もしたこともなかった恥ずかしい研究生活でした。
1年のブランクを経てまたもや研究生活に戻り、そろそろ研究者生活3年目となる予定です。まだまだ上司に怒られてばかりですが、学会の参加や会社内の技術対応など、少しずつ取り組みを進めており、順調に研究者としての実力が身についているような気がします。大学研究室にいた頃より研究生活が充実している、という不思議な状況となってます。
- アニメ鑑賞は拡大
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そもそもアニメを見始めたのが2011年5月頃、魔法少女まどか☆マギカをニコニコ動画で視聴したのが始まり(その頃のツイート 2011年05月05日・06日)で、それまでの大学在籍6年間はほとんどアニメに触れていなかったため、アニメ視聴数は社会人になってからのほうが断然多いのです。
テレビにHDDレコーダーなど、深夜アニメを自由に見られる環境が整ったのは一人暮らしを始めてからなのもあり、視聴数は最近のほうが多いくらいです。
このように、学生の頃に比べて社会人となっても対して変わらないことが多数です。
もちろん、「報告・連絡・相談はしっかりすること」「メールの返信ははしっかりすること」とか、社会人なりのマナーは身につけていますし、「ローンが組める」という、会社員だからこそ享受できることも感じました(だからこそコントラファゴットとマイカー買えたわけです)。
でも、やはり。私は学生気分が抜けきっていない、というか社会人としての今の生活が学生時代と一続きのままであるような気がしてならないのです。私が後輩に向けて「社会人とは何たるや」ということを説くには、まだまだ年月が掛かりそうです。