科学技術教育ルネサンス

今日の読売新聞の教育面の特集「教育ルネサンス」に、専門高校の技という題名で我が母校の記事が載っていました。一番取り上げられているのは都立科学技術高校なんですけどね。

東京都内には今春、もう一つの科学技術高校が出来た。港区にある東京工業大の付属高。これまでは工学部付属工業高だったが、全学の付属高と位置づけた。

元々、8割以上が大学に進学する工業高校のリーダー格だが、これまで東工大への進学は多くて2人ほど。名称変更とともに、同大への10人の特別推薦枠が出来た。

リーダー格かあ、確かに工業高校の中では進学率が高い(特に推薦入学率が高いはず)し、高大連携で大学の先生が講義をしてくれたりするし、課題研究の内容はレベルが高いものもあるし。ただコース名を今風の言葉や横文字にしたりするのは、高大選抜と一緒に附属高校の偏差値を上げようとしているのでは、という気がします。いいんですけど。

元々専門高校は普通高校の出身者より社会に出てすぐ働ける事で重宝される「専門のエリート」だったのですが、普通高校からの大学進学率が上がった事で「専門馬鹿」の行く高校になってしまった(失礼)らしいです。しかしこういった科学技術高校の設立に加え、工業高校から理工系大学への選抜も広がっていますし、専門校ならではの教育をもっと行ってほしいです、って最後は支離滅裂になってしまいました。

吉野家コピペの改変

90 名前: 実名攻撃大好きKITTY Mail: sage 投稿日: 05/03/06 (日) 00:44:42 ID: 6A6lxmcW
昨日、昼飯買って来て高校に戻ったんです。高校。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで通れないんです。
で、よく見たら掲示板に人が群がってて、一般受験合格者発表、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、東工大附如きで発表時間ぴったりに高校に来てんじゃねーよ、ボケが。
附属高校だよ、附属高校。
なんか親子連れとかもいるし。一家で合格発表か。おめでてーな。
よーしパパ合格したらお祝いプレゼントしちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、お祝いやるから道開けろと。
合格発表ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
合格者と不合格者との間にいつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。当事者以外は、すっこんでろ。
で、やっと通れたかと思ったら、近くの奴が、力試しできてよかったね、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、一般試験で実力試しなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、力試し、だ。
お前は本当にこの高校に入るつもりがあるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、東工大附は受かったけど蹴ったよって言いたいだけちゃうんかと。
東工大附生の俺から言わせてもらえば今、東工大附生の間での最新流行はやっぱり、
東工大推薦、これだね。
附属高校も東工大も推薦で入る。これが通の入り方。
附属高校は受かっても知名度低くて威張れない。そん代わり東工大は鼻高々。これ。
で、課題研究に打ち込みながら将来も安心できちゃう。コレ最強。
しかし友達を間違えると秋葉原にのめり込むという、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、有名私立校にでも入ってなさいってこった。

面白い。ちゃんと最近の動向も含めて書かれてるし。

春一番とともに

今日は風が強いと思ったら、やはり春一番が吹いていたんですね。明日はまた気温が下がって三寒四温という感じでしょうか。

今日は10時頃から東京工業大学工学部開発システム工学科の学士論文発表会を見学しにいきました。開発システム工学科は、アジアを始めとする発展途上国の科学技術の向上に貢献する技術者を育成する学科という、他の学科とは少し違う目的があります。学生は化学・機械・電気・建築の4コースに分かれて研究を行うのですが、学生の約半数が留学生で構成されています(学内全部では留学生は一割程度)。そのため全ての発表を英語で行う学生さんもいました。日本語でプレゼンを進める人も多くいましたが、内容が難しい・・・。8分の発表と4分の質疑応答という発表の形態は附属工高の課題研究発表とほぼ同じですが、さすがに大学レベルは違いますね。

ちなみにこの学士論文発表会に出席する時に、特許事項に関しての守秘義務を守ると言う署名をしました。このような場所ではそういう知識財産に関しても対応しなければならないのですね。

その後、東京工業大学特別選抜の生徒は教育工学開発センターの研究室を見学して回りました。研究室のある西9号館はできたての建物で奇麗でした。今後、特別選抜の(大学の中に入ったら生徒から名前が変わって)学生を集めるためにe-mailアドレスをセンターの人に教えました。さらに情報交換の場として、高大連携プロジェクトのポータルサイトまでつくったのです。

いや〜、なんだかこんなにまでバックアップしてもらうとなんだか恐縮だな。もちろん新学期が始まれば他の学生と同じく授業を受けてサークルに参加して実験・実習の日々を送る訳ですが、特別選抜の人には集まれる部屋まで用意しているというのだから驚き。高大(院)一貫教育の実験体として大学生活を送る訳です。

ちなみに昨日で終わった3年生のさきがけ補習の感想も聞かれました。東工大選抜以外の推薦合格者は、「東工大特別選抜さえ無ければいまごろゆっくり過ごせたのに」と愚痴をこぼしてるとか。ま、補習くらい無いとみんなだらけてしまうのが目に見えますが:)。でも推薦合格者の多くは大学側から課された課題を解かなくてはならなかったり、意外と大変らしいです。もちろん東工大推薦も大岡山に出向いたりレポートを出したりしていますが。