春一番とともに

今日は風が強いと思ったら、やはり春一番が吹いていたんですね。明日はまた気温が下がって三寒四温という感じでしょうか。

今日は10時頃から東京工業大学工学部開発システム工学科の学士論文発表会を見学しにいきました。開発システム工学科は、アジアを始めとする発展途上国の科学技術の向上に貢献する技術者を育成する学科という、他の学科とは少し違う目的があります。学生は化学・機械・電気・建築の4コースに分かれて研究を行うのですが、学生の約半数が留学生で構成されています(学内全部では留学生は一割程度)。そのため全ての発表を英語で行う学生さんもいました。日本語でプレゼンを進める人も多くいましたが、内容が難しい・・・。8分の発表と4分の質疑応答という発表の形態は附属工高の課題研究発表とほぼ同じですが、さすがに大学レベルは違いますね。

ちなみにこの学士論文発表会に出席する時に、特許事項に関しての守秘義務を守ると言う署名をしました。このような場所ではそういう知識財産に関しても対応しなければならないのですね。

その後、東京工業大学特別選抜の生徒は教育工学開発センターの研究室を見学して回りました。研究室のある西9号館はできたての建物で奇麗でした。今後、特別選抜の(大学の中に入ったら生徒から名前が変わって)学生を集めるためにe-mailアドレスをセンターの人に教えました。さらに情報交換の場として、高大連携プロジェクトのポータルサイトまでつくったのです。

いや〜、なんだかこんなにまでバックアップしてもらうとなんだか恐縮だな。もちろん新学期が始まれば他の学生と同じく授業を受けてサークルに参加して実験・実習の日々を送る訳ですが、特別選抜の人には集まれる部屋まで用意しているというのだから驚き。高大(院)一貫教育の実験体として大学生活を送る訳です。

ちなみに昨日で終わった3年生のさきがけ補習の感想も聞かれました。東工大選抜以外の推薦合格者は、「東工大特別選抜さえ無ければいまごろゆっくり過ごせたのに」と愚痴をこぼしてるとか。ま、補習くらい無いとみんなだらけてしまうのが目に見えますが:)。でも推薦合格者の多くは大学側から課された課題を解かなくてはならなかったり、意外と大変らしいです。もちろん東工大推薦も大岡山に出向いたりレポートを出したりしていますが。

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