東工大 大岡山の生協第2食堂に、エコロジー&エコノミーな『「純水」自動販売機」が設置

東京工業大学大岡山生協第2食堂 純水自動販売機
東工大 本館地階にある生協の第2食堂に、『「純水」自動販売機』なるマシンが設置されていました。マイボトルを持参して機械にセットすると、おいしい水を補充してくれるそうです。約500mlのMサイズで30円、約350mlのSサイズで20円ですが、4月16日まではお試し期間で無料で使えるようです。

またこの機械の純水生成には逆浸透膜(RO)を使用しており、東工大発の技術が用いられているそうです。

東工大受験応援サイトなどを運営しているReitensan(0.3)さんからのタレコミで知りました、情報提供ありがとうございます。

純水自動販売機 説明
この純水自販機、機械を設置している株式会社環境向学と、有機・高分子物質専攻の谷岡明彦教授との共同研究によって開発されたそうです。環境向学のRO/RO水の説明ページにも、谷岡明彦教授が出演しています。

逆浸透膜の孔は、約0.5ナノメートルという発表もあり、水の分子より大きい不純物はほとんど通り抜ける事ができません。逆浸透膜は、水から全ての病原菌やウィルス、重金属類、そしてダイオキシン類などの環境ホルモンや化学物質など人体に非常に危険な物質を分離除去することができると言えます。

水の安全性に配慮した場合、逆浸透膜を使用してろ過される水は極めて有効な手段として期待されています。

東京工業大学大学院 有機・高分子物質専攻
工学博士 谷岡明彦教授

浄水器の方法には中性子膜や活性炭などで濾過する方法があるそうですが、重金属やウイルス、環境ホルモンなどを取り除くことが出来るのは、この逆浸透膜で濾過する方法だけだそうです。同社の性能比較では、ウーロン茶を濾過して透明になった水が出てきています。混入物だけでなくイオンや塩類などの分子レベルで濾過することが出来るようです。

「ペットボトルを再利用(Reuse)する」「安心な水を再充填(Refill)する」というエコロジーかつ健康的な仕組みであるため、2008年・2009年と続けてロハスデザイン大賞を受賞しています。

純水自動販売機 給水中
純水をボトルに入れるには、まずお金を入れて(今回は無料キャンペーン中のため不要)、MサイズかSサイズを選びます。装置内を洗浄した後に扉が開き、ボトルを所定の位置に入れて、給水スタートをタッチすると、給水が始まります。給水が終わると鍵が開き、ボトルを取り出せます。

給水前に装置内をちゃんと洗浄してくれますし、ボトルを出し入れする時以外は鍵がかかって扉は開かない仕組みとなっています。衛生的にも信用できる設計となっていますね。

PETボトルの材料を節約したほか植物由来の素材を用いているミネラルウォーターい・ろ・は・すがありますが、「エコ」だと言いながら結局ボトルを使い捨てていたので、大してECOなんじゃないかと思っていました。この装置であればペットボトルを再利用できる(勿論、水筒などでも利用できます)ので本当の意味でのエコロジーに繋がりそうですね。500mlで30円とペットに比べてもかなり安価なのも魅力的です。生協第2食堂では、ペットボトルのゴミ箱の横に設置したのも個人的に良いと思います。「リサイクル」より、もっと環境負荷の低い「リユース」という流れが東工大内でも生まれてくると良いですね。

Facebook にシェア
LINEで送る
Pocket