新党きづな、「ず」→「づ」の変更は既存政党との同一名称を避けただけ?

まあ、私にとってはどうでもいいことなんですけれども。

消費増税やTPP交渉推進の野田首相の方針に反対して民主党を離党した9人が新たに結成する政党の名称が、当初予定の「新党きずな」から「新党きづな」に変えたそうです。

民主離党者:「新党きづな」に名称決定

民主党に離党届を提出した内山晃元総務政務官ら衆院議員9人は3日、国会内で会合を開き、新たに結成する政党の名称を当初予定の「新党きずな」から「新党きづな」にすることを決めた。絆という言葉の語源が「綱」や「つなぐ」だとの意見が複数のメンバーから出たことから修正した。4日午前に総務省へ新党結成を届け出る。

一応、「綱」や「つなぐ」の語源から「きづな」に変更したのが公の理由のようです。しかし。富山県議会議員である向井英二氏が2008年に設立した富山の地域政党「新党きずな」が既にあり、こちらと同一の政党名となるのを避けるために変更したのではないか、と思えます。

向井英二

向井 英二(むかい えいじ、1945年12月2日 – )は、日本の政治家。富山県高岡市出身。自由民主党富山県議会議員を7期務めた。

略歴
経歴
  • 1945年 – 富山県高岡市五十里に生まれる
  • 1964年 – 富山県立高岡高等学校卒業
政歴
  • 1975年 – 高岡市議会議員に当選
  • 1979年 – 高岡市選挙区より富山県議会議員に当選(以降、自民党公認で7期連続当選)
  • 1996年 – 富山県議会議長に選出
  • 1999年 – 自民党富山県連幹事長に就任
  • 2003年 – 富山県議会議員選挙7期目当選(16,988票)
  • 2004年 – 高岡市長選挙に立候補、落選(無所属、45,172票)
  • 2005年 – 富山3区より第44回衆議院議員総選挙に立候補、落選(民主党公認、47,735票)
  • 2008年 – 地域政党「新党きずな」の結党を表明

向井英二氏のブログに「新党きずな」についての記事がいくつかあり、少なくとも2008年には活動していたことが分かります。

現在、向井英二氏のサイトはドメイン切れにより閉鎖されており、他に「新党きずな」の公式ウェブサイトもないため、きちんと確認は取れません。ブログも2010年10月を最後に更新が滞っているため、現在も活動しているのかどうかは不明です。

まあ少なくとも2008年にはきちんと活動していた、地域政党「新党きずな」。現在活動しているかどうかは置いておいて、名称が被るのは良くないと判断したのではないでしょうか。

同じようなことは、1988年から2005年頃まで志良以榮が代表として活動していた「国民党」と、2005年に自民党から離党して結成された「国民新党」との間でもあった、気がします。

・・・とまあ、いろいろ考えてみましたが。最初にも書いたとおり、私にとってはどうでもいいことです。「新党きづな」といい「大地・真民主党」といい、なんでしょうね、なんかもう名前から新鮮味がゼロ。

新鮮味がでてこない理由も分かります。みんなの党が出現した辺りから、政党名を表すような単語がなかなかなくなってきているのです。「改革」も使っちゃったし「たちあがれ」とか「創新」とかもう苦し紛れ、「維新」も大阪で使われたら他は使いづらいでしょうし。

だからまあ、政党名に新鮮味がないとか政策を反映していないとか、仕方ないかな、と。

しかしそれを鑑みても、やっぱり私にとってはどうでもいいことです。

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