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今年7月4日に晴れてグランドオープンした東京工業大学の新附属図書館が、2011年度のグッドデザイン賞を受賞したようです。
- 概要
大学における図書館は、学内のみならず地域社会や国際社会と連携しながら活発な教育・研究活動を展開するための「学び」の中心であり、「知の集積」である。そのため図書館は利便性を重視し、キャンパス内の交通の結節点となる中心地に2層の「地下図書館」を設けた。地上は「緑の丘」とし図書館事務室、地上には学生の学習室「ガラスハウス」の構成になっている。ガラスハウスはV字型鉄骨構造と太陽光発電パネルを組み込んだ日除けルーバーと屋上発電パネルが設置された。建物の地中化によるエネルギーの抑制、集熱トップライトによるエネルギーの循環を図ることで環境配慮型図書館としての様々な工夫を行った。
- 審査委員の評価
国立大学のキャンパスにもこのような優れた建築が出現できるようになったことが感慨深い。単体の建築としての建築の性能も素晴らしいが、キャンパスのなかでランドスケープを統合するように既存建物を配慮した配置計画が高い評価を得ている。
以前は駐輪場とロータリーであった場所の地下というスペース、正門から本館へと続く道の途中という絶好の場所に図書館を設けたこと、そして地下でありながら吹き抜けを効果的に使い、開放感あふれる部屋づくりにしたことが受賞の決め手だったようです。
- 東京工業大学附属図書館
- 東工大(ときどき北大?)新図書館の開館初日の賑わい – Togetter
- グッドデザイン賞を受賞した「博物館」、東京工業大学百年記念館 展示室を今さらながら訪れてみた | b4log – 2010年度のグッドデザイン賞を受賞