せっかくの昭和の日がお天気なのに、特に予定が入っていなかったので、駒場東大前駅から目黒区内をぐるぐる廻って、中目黒まで散歩することにしました。
駒場
京王井の頭線駒場東大前で下車して、西口から徒歩1分の場所にある駒場野公園を通ってみました。ケルネル田んぼなんてものも公園内にあったそうだけど、野草園をさらっと見るだけにしました。渋谷から2駅の立地なのに、関東の雑木林がそのまま残されたような場所ですね。すぐに南門から出てしまいましたが、もうちょっと自然浴してもよかったかな。
淡島通りまで出ると、交差点の角に「駒場地蔵尊」なるお地蔵様が。せっかくなので自分もお参りしていきました。ちなみにお隣は「駒場水子地蔵尊」でした。近所のお婆さまがお参りしているのに遭遇しました。
こまばエミナースの角を曲がって、芸高・警視庁第三機動隊の横を通ります。江戸時代にはこの一帯は「御用屋敷」と呼ばれる鷹狩り場の管理をする屋敷があったそうで、明治時代から戦中までは陸軍の施設があったそうです。機動隊や各種学校が多いのは、将軍家の土地で自然が多く残っていたためでしょうか。
大橋
駒場から池尻大橋駅方面へは、武蔵野台地から目黒川一帯の低地部へ降りるため、一気に下り坂となります。ざっとビル3階建て分ぐらいは下降しています。坂を下ると東邦大学大橋病院が見えます。
国道246号線に上目黒氷川神社の鳥居が面していました。武蔵野台地にへばりつくような階段を登り終えると、静かな雰囲気な境内が。首都高速道路が(文字通り)目の前を通っているので、「閑静な」とまではいきませんが。
こんな由緒のある神社の目の前に、14階建てのマンションなんて場違いな・・・と思ったら、神社の境内側にも階段の入り口があり(こちらからだと直接4階に入れる)、5階が上目黒氷川神社の社務所になっていました。神社が土地を提供して、代わりに収入を得ているのかな?
国道246・首都高を挟んだ南側のエリアでは、3号渋谷線と建設中の中央環状線とを結ぶ「大橋ジャンクション」が建設真っ最中でした。ループ線の断面を見せた構築物が今まさに組み立てられており、幅20mもあろうかという超巨大クレーンが稼働中でした。ループに隣接してマンションなども建設して再開発を行っており、そのうち西側の「プリズムタワー」はほぼ完成して、1階にテナントが入居準備をしていました。
ループの大きさは国立競技場とほぼ同じらしくて、ループの完成した方向だけ見ると、本当にスタジアムの外観のようでした。
目黒川
大橋からは目黒川にそって下流に向かいます。
途中目黒川沿いの道を外れて、菅刈公園と西郷山公園ないを散策しました。菅刈公園は広い芝生が整っていて、多くの家族連れが遊んでいました。「菅刈」は、一帯の古い地名だそうです。西郷山公園はカップルが非常に多かったです。西郷隆盛の弟である西郷従道が土地を購入し、邸宅を建てたことに由来して西郷山と名付けられたそうです(ちなみに西郷邸の和館・洋館跡地が菅刈公園付近)。高台にあるため、代官山を背に中目黒方向を一望できます。
西郷山公園の旧山手通り側の入口にある喫茶店「GreenCafe 西郷山」は、障害者のサポートをする目黒区障害者支援就労センターが運営しているそうだ。
西郷山を降りてからはまた目黒川に沿って下流へ向かい、東横線と交差したところで中目黒駅に向かいました。
現在中目黒駅は10両化対応工事を行っていて、ホームの拡張工事に加え、高架橋の補強工事も行っていました。
こんな感じで、約2時間強の散歩を終了しました。Googleマップで行程をおさらいしてみたら、歩いたルートはすべて目黒区内でした。
より大きな地図で 2009-04-29 駒場・池尻大橋・目黒川を散歩 Google マップ を表示