八王子自動車教習所が倒産したという記事に、英会話学校のNOVAのように、他の自動車学校が再建に取り組んでくれれば
と書きましたが、飛鳥交通が教習所を引き継ぎ、飛鳥ドライビングカレッジ日野として教習を再開するそうです。
飛鳥交通引き継ぐ 入校受け付け開始
昨年10月末に東京地裁に自己破産を申請した「八王子自動車教習所」(日野市旭が丘)の事業を、八王子市などで自動車教習所を運営する「飛鳥交通」(本社・新宿区)が引き継ぐことになった。29日に「飛鳥ドライビングカレッジ日野」として入校の受け付け業務が始まり、早ければ2月1日から教習が再開する。
飛鳥交通によると、同教習所の事業を引き継ぐ契約は今月19日に結ばれた。同社の担当者は「同業者として、突然の閉鎖に疑問があった。受講者のための道義的な意味合いもあるし、駅近くで立地もよく、しっかりした経営を続けられる見通しもある」と語る。
同社は今月中旬、同教習所に在籍していた受講生約1700人に、教習再開の通知を郵送した。元受講生に対して入校料や検定料は徴収するが、技能や学科の受講料は免除する優遇措置を取る。
読売新聞の多摩版に掲載されていました。LivedoorニュースはおろかYahoo!ニュースにも配信されなかったほどの小さな扱いですが、この措置はかなり素晴らしいです。
何がすごいかと言えば、八王子自教の生徒は入校料・検定料だけ払えば、受講料を免除してもらえること。破綻したNOVAをジー・コミュニケーションが引き継いだ時は受講料の割引ぐらいだったので、八王子自教の元生徒に新たな負担がほとんど発生しないこの措置は画期的だと言えます。まあNOVAは生徒数が多過ぎて受講料を無料にしてしまっては経営的に成り立たないからなのでしょうが。
飛鳥交通は現在以下の3つの教習所を経営していますが、川崎校については川崎自動車教習所を買収したものだそうです。また閉鎖した2校も買収した自動車教習所が元だそうです。
飛鳥ドライビングカレッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概要
各教習所は元あった教習所を買収することによって現在の形を形成している。その経緯があるために各教習所を運営する会社は飛鳥交通の子会社でありながらそろぞれが別である。
教習所
- 飛鳥ドライビングカレッジ(八王子市)
- 飛鳥ドライビングカレッジ川崎(川崎市川崎区、川崎自動車教習所を買収した。)
- 飛鳥ドライビングカレッジ川口(川口市)
- 飛鳥ドライビングカレッジ日野(日野市、八王子自動車教習所を2009年に引き継いだ。)
過去に運営していた教習所
- 飛鳥ドライビングカレッジひばりが丘(2008年閉鎖、カクタス教習所を買収した。)
- 飛鳥ドライビングカレッジ戸田(2007年閉鎖、2004年にナビモータースクールを買収した。)
あれ、なんだか飛鳥交通は、飛鳥ドライビングカレッジ日野の経営がイマイチだったら、さっさと閉鎖して別の用途に使ってしまうんでは。飛鳥ドライビングカレッジ(八王子の本校)と日野校はそんなに離れていないし、既に2校買収しては閉鎖しているし・・・。気のせいだといいけど。まあ閉鎖するにしても系列校があるからそっちで引き続き受講できるだろうし、タクシーも兼業していて収入も(比較的、多分)安定しているから、「突然学校が無くなる」なんて事態が再び起きることはないだろうけど。
- 八王子自動車教習所 – 破産手続きの後は更新停止
- 飛鳥交通グループ
- 閉鎖の教習所再開へ : 東京多摩 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- 飛鳥交通、破産した八王子自動車教習所の事業引き継ぐ?2月から教習再開 – 八王子経済新聞