東工大オケの、次の春定の曲目が決定したようです。
東京工業大学管弦楽団 第140回定期演奏会
- 日時
- 2009年5月23日(土)
- 場所
- 練馬文化センター 大ホール
- 西武池袋線 ・ 西武有楽町線 ・ 都営地下鉄大江戸線 練馬駅北口より徒歩1分
- チケット
- 全席自由 800円
- 曲目
- グリーグ / 組曲『十字軍の王シーグル』 作品56
- グリーグ / 『ペール・ギュント』第1組曲(作品46)・第2組曲(作品55)
- シベリウス / 交響曲第5番 変ホ長調 作品82
- 公式サイト
- 東京工業大学管弦楽団
シベ5については、以前の記事でファゴットのドソロがあることを書いたのでそちらを参照してください。
ペール・ギュントと言えば2年のときのサマコンで(第1組曲の朝と山の魔王の宮殿にて だけだが)演奏した曲だ、懐かしい。
- Wikipediaによるグリーグ作曲の『ペールギュント』の解説
- Wikipediaによる、イプセン作の戯曲『ペール・ギュント』の解説 – 上記はこれのために作られた劇附随音楽
で、1曲目のシーグルだが、これについては自分も全然知らない。ていうか知名度はかなり低い。どのくらい低いかと言えば、ウィキペディアに日本語の記事が無いぐらいだ。
そして日本語の訳についても揺れがある。ウィキペディアのグリーグの記事では『十字軍の王シーグル』だが、グリーグの楽曲一覧では『十字軍の兵士シーグル』だ。王と兵士じゃ違いすぎるだろう、と思ったら、元のタイトルは『Sigurd Jorsalfar』、『十字軍のシーグル』という意味合いぐらいしか無いようです。ノルウェーの王だけど十字軍に参加した、ってことかな?
ノルウェー王 シーグル1世は1103年から没する1130年までノルウェーを統治していたのですが、1107年に欧州の王としては初めて十字軍に参加したことから、「Jorsalafari」("Jerusalem-farer"、エルサレムに行軍した者?)と呼ばれるようになったそうです。こんな説明も英語のウィキペディアの記事しか無いので自信がないですが。
- Sigurd Jorsalfar (Grieg) – Wikipedia, the free encyclopedia
- Sigurd I of Norway – Wikipedia, the free encyclopedia
- ノルウェー王一覧
- インリング王家・シュル王家
そんなわけで、ちょっとマイナーな曲目ですが、グリーグもシベリススも北欧と統一したプログラムになっていますね。